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ARTCULTURE Edit : 2019.03.12 Update : 2023.10.04

没後40年 熊谷守一「生きるよろこび」展

小日向東京近代美術館でやってる熊谷守一の展示がすごいよかった。絵を描いている対象への興味や楽しさや必然性みたいなものを感じた。
渋い色味なのにポップなテイストは、普段の仕事に生かせそう!
藤本(画集をめくりながら)色味がすごい綺麗。必然性というと??
小日向女性が電車に飛び込んで死んだのを目撃したことから、女性の死体を描いたり、自分の息子が死んだ時も死顔を描いた。息子の絵に関しては、途中で絵を描いているって思ってやめてしまったらしい。どういう気持ちでかいていたかわからないけれど、人生に起こるいろんなことを描きながら受け入れ、向き合っていたのかな、と思うように感じることもあって、生きていきながら絵を描くことが当然のような。
藤本ふむふむ。。絵を描くというより、記録のような感じ??
小日向そうかも!興味を持った時や描きたいと思った時に描くみたいな?
女性の裸や自然の絵をたくさん描いていたんだけど、赤い線で縁どられた山の作品が印象に残ってて「自然をみると女性の裸を思い出す。女性の裸は自然をおもいだす。」的な言葉が添えられてた。
ゆかちゃんと一緒に熊本に行ったときにみた阿蘇山を思い出した。タクシーの運転手さんが、横たわった女性の裸体みたいでしょって教えてくれたやつ。
藤本おもいだした。タクシーのおじちゃんとあか牛丼たべたとき(笑)人のからだも、自然につくられたものは、形が似てるなって思うのはわかる気がする。
小日向そうゆう形に興味をもって、何枚も同じものを描いたりしてたみたい。展示をみていくと、女性の裸体の写真が多くある時代から、お花や猫などを描いている時を過ぎて、晩年になると自然の絵が多くなる。さっき言った赤い線で縁取られた山の作品も晩年に描かれたやつ。
藤本ほんとだ、、描く対象のものが変わっていくんだね。

小日向人生を通しての作風の移り変わりや、その中で海外の画家から受けた影響などを、独自の手法にして作品に反映させているところとか、何かに興味を持ちながら絵を描いている、と感じ取れることがすごく多くて、前向きになれたり、明るい気持ちになれる展示だった。会ったことはもちろんないけど、人物像を勝手に想像した!笑
藤本年をとっても、いろんなものに興味を持つ若々しさのある方だったのかな。?
小日向あまり社会性のある人ではなかったらしいけど、マイペース?で世俗に左右されず達観して物事を見れて、無人島で一人でも生きていけるような方なのかな?
藤本勝手にいろいろ想像した(笑)

会期:2017年12月1日〜2018年3月21日
会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
電話番号:03-5777-8600
開館時間:10:00〜17:00(金土〜20:00)※入館は閉館30分前まで
休館日:月(1月8日、2月12日は開館)、年末年始(12月28日〜2018年1月1日)、1月9日、2月13日
料金:一般 1400円 / 大学・専門学校生 900円 / 高校生 400円

こひもと

Miki+Yuka / 東京・吉祥寺でKOHIMOTO Inc.というWebサイト制作の会社をやっているエンジニアとデザイナー🌐 IT企業出身。サイト制作を通じて微力ながら社会が良くなる手助けをしたいと思っている。本と音楽とお笑いがすき。