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MARKETINGWRITING Edit : 2023.12.24 Update : 2024.02.21

プレスリリースでメディアの注目を集める6つのコツ

中小企業がプレスリリースでメディアの注目を集めるためのコツをご紹介いたします。

初歩的なことを知りたい方は、ぜひ前回の記事を一読ください。

中小企業がプレスリリースでメディアの注目を集める6つのコツ

ニュースバリュー(情報価値)を意識する

多忙な記者に選ばれるプレスリリースとは、「この情報には価値がある」「有益だから読者に伝える必要がある」と判断されたものです。つまり、プレスリリースでは、ニュースバリュー(情報価値)*の有無を意識することが非常に重要です。
そのために、プレスリリースの中では、このニュースバリューがどの部分になるのか、最も重要なポイントや必ず認識してほしい価値は何なのか、を常に明確にしておく必要があります
*ニュースバリューとは、「報道に値すると認められるニュースの価値」のことを指します。

プレスリリースのトピックを決める際には、「このプレスリリースを記事にしたいだろうか?」と自身が記者であるかのような視点を持つように心がけましょう。

ニュースバリューの指標には次の6つがあります。

ニュースバリューの指標

  • ニュース性:新しい要素があり、未発表のもの
  • トレンド性:ブームになっているもの、季節や時流にあったもの、関心が高まっていること
  • 希少性:数が限られているもの、珍しいもの
  • 社会性:社会的なテーマに関すること、社会や生活に変化や影響をもたらすもの
  • 特異性:意外なことやもの、驚きやギャップを感じるもの
  • ストーリー性:感動や人間味が感じられるもの、ストーリーを持って伝えられるもの

 

記者の視点からスケジュールを逆算する

新商品発売やイベント開催、季節が関連するプレスリリースを送る際には、メディアにもよりますがおよそ1ヶ月前を目処に、適切なタイミングで送付する必要があります。
メディア関係者は、締め切りを軸に仕事を進めているため、社内会議に間に合わなくなる可能性や、時期が早すぎてもピックアップされることが難しくなるためです。

メディアの選定を正確に

作成したプレスリリースの情報を必要としているメディア、興味を持ってもらえるメディア、想定するターゲット層の読者が多く存在するメディア、など配信先のメディアは適切に選定しましょう。
メディアの選定する際には、メディアのコンセプト、掲載しているトピックの傾向、読者層、サイトの知名度や発行部数なども指標とします。

掲載実績を積み上げる

中小企業がメディアに掲載されるコツは、掲載実績をコツコツ積み上げていくことです。
掲載後は、SNSや自社サイトやオウンドメディアなどでも発信することを忘れずに行いましょう。1つの掲載実績が信用を生み、次の掲載にも繋がりやすくなります。

Webサイト内での準備を欠かさずに行う

  • Webサイトが検索結果に表示されるようにしておく
  • プレスリリースの内容は、前もってWebサイトにも記載しておく

プレスリリースがメディアに掲載された場合、多くの人がインターネットで検索することになります。
検索エンジンで検索されることを想定し、「新商品名」「サービス名」「イベント名」「会社名」といったキーワードで検索された時に、検索結果にwebサイトが表示されるようにSEO対策をしておくと良いでしょう。
また、プレスリリースの内容を自社のWebサイトでも見れるように準備をします。
サイト内でプレスリリースを公開するタイミングとしては、プレスリリースを各メディアに送信した翌日以降が好ましいです。サイト内のトップページやお知らせなど、見やすい場所に記載する工夫をしましょう。

配信前のチェックを必ず行う

プレスリリースは一度配信したら、後戻りはできません。社内でもチェック体制を整え、複数名で確認をしましょう。

■配信前チェック例
  • 誤字脱字がないか
  • 情報に漏れ・誤りがないか
  • 問い合わせ先を明記する

まとめ

いかがでしたか。
プレスリリースは、自社の認知度アップのためにも重要な広告ツールです。
小さな企業だからこそ、積極的にかつニュースバリューのあるプレスリリース作成を心がけていきたいですね。

こちらの記事を読んでいただいた方は広報担当の方が多いかと思いますが、お互い会社のPR活動をがんばりましょう!🎄



tacot

大学卒業後、デジタルマーケティング会社に入社しメディア広告営業やウェブサイトのディレクションを担当。前職の経験を活かしウェブディレクターをしながらWeb制作業界にまつわるコンテンツを執筆中。