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DESIGNPICK UPWEB Edit : 2022.08.21 Update : 2023.07.12

WEBサイトのデザインにおける、目に優しい配色とは?

私たちは毎日の生活で日常的にスマホ・パソコン・TVなど、ディスプレイを見る時間が長くあり目が疲れて、頭痛や視力の低下につながってしまうリスクがあります。

私自身も初めて入った会社で長時間PCを見すぎて目が痛くなり、当時の会社の上司に相談したら「エディタやディスプレイの背景を黒に設定(今でいうダークモード)すると楽になるかも」ということで、実施ところ目が痛みが軽減されたという経験がありました。

そこで今回は、Webサイトをはじめとしたディスプレイのデザインを行うときに「目が疲れない」は無理ですが「目が疲れにくい」とはどのような配色かをまとめていきます。


目に優しいデザインで意識したい3つのポイント

目に優しいデザインとして「配色」「認識率」「光量調整」がポイントになります。
具体的な対策を紹介していきます。

ローコントラストな配色を

瞳孔の疲労をさげるにはコントラストを強くしすぎない事が挙げられます。
コントラストとは、違う色同士の対比から生じる差のことで、その差が大きいほどコントラストが強くなります。
目に優しい配色
目に優しい配色 ローコントラストな配色を1
目に優しい配色 ローコントラストな配色を2

色数を増やしすぎない

情報として色を認識し、目の動きが多くなってしまうため。
 
目に優しい配色 色数を増やしすぎない

配置を散らばさない

色数と同じような理由のため。
 
目に優しい配色 配置を散らばさない

文字は真っ黒でなくグレー

コントラストの続きになるが、白との対比では真っ黒よりもグレーの方がコントラストは弱くなります。
また、黒やグレーは白よりはブルーライトが削減される。ブルーライトでいうとブルー系よりもオレンジ系のほうが少なくなります。
目に優しい配色 文字は真っ黒でなくグレー


赤の使用をさける

赤は日常的にエラーなどの警告色に使用される色。身体への影響として交感神経を優位にし脳を興奮させる作用があるため、脳と目は関係性が深いため、結果として目の疲労につながりやすくなります。
 

目に優しい配色例

目に優しい配色例をあつめてみました。 目に優しい配色例

まとめ

例えば、超時間滞在が予測されるメディア系のWebサイトや、子供向け・ヘルスケアといったジャンルでは優しい色遣いを心掛けたりしてみると、気遣いの伝わるサイトになるかもしれません。
誰に向けてどのような目的のサイトを作るかにより配色の設定は一概に何が良い悪いは無く多様ですが、ケースバイケースで最善の配色設計をしていければと思います!

 

Yuka Fujimoto

美大にいた頃に画面ひとつで世界中の人と繋がれるWebサイトの機能性やデザインへ興味を持つ。インターンを経てIT企業へ就職し、そこで出会った小日向とKOHIMOTOを立ち上げる。実用的なサイトを追求するディレクター兼デザイナー。ラジオと焼き鳥がすき。