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デザイン Edit : 2025.01.07 Update : 2024.12.23
【Figma】Layout Grid(レイアウトグリッド)設定で、使いやすいスタイルやレスポンシブ時などの活用法。

【Figma】Layout Grid(レイアウトグリッド)設定で、使いやすいスタイルやレスポンシブ時などの活用法。

FigmaでWebやアプリのデザインを行う際にグリッド設定を行う事で複数人でのデザインや統制の取れたデザインへの効率化が可能です。

この記事では、デザインスタイルに合わせた最適な活用方法までを詳しく解説しています。
始めてでも分かりやすい設定方法は以下にて紹介しています👇


グリッドでよく使うデザインスタイル

 

12カラム

Figmaでデザインを始める際、Bootstrapスタイルと同じ12カラムグリッドに設定する事は便利です。12カラムはデザインの汎用性が高く、レスポンシブデザインにもむいています。

設定方法は以下の通りです。

  1. 「レイアウトグリッド」の+ボタンをクリックして、1列数を12に設定します。
  2. 余白やガター(列間のスペース)も調整可能。余白とガターの値をそれぞれ26pxに設定する。
  3. 色や透過度もカスタマイズできるので、作業に応じて変更する。

この設定を保存しておくと、Bootstrapフレームワークを基にしたレイアウトをすぐに設定できます。また、視覚的なガイドラインが明確になることで、デザイン全体の一貫性を保つことが可能です。
【Figma】Layout Grid(レイアウトグリッド)設定でデザイン作業をより効率的に。

 

デバイスに合わせたグリッド設定

デスクトップとモバイル向けのグリッド設定は、それぞれのデバイスサイズに応じてカスタムする事ができます。
例えばデスクトップの場合、Figmaのデフォルトフレームサイズである1440×1024pxを設定するのがおすすめです。一方、モバイル用には、375×667pxなど、一般的にiPhoneを基準としたスマートフォンサイズを選択します。
【Figma】Layout Grid(レイアウトグリッド)設定でデザイン作業をより効率的に。
具体的な手順としては、デスクトップサイズのフレームを作成し、必要に応じて[Alt]+ドラッグでコピーを作成します。その後、「フレーム↓」ドロップダウンメニューから適切なデバイスサイズを選択します。



レスポンシブデザインとグリッド

レスポンシブデザインを効率的に行うためにも、グリッドを活用することができます。
本章ではレスポンシブデザインを支えるFigmaのグリッド設定の基本から、デバイスに応じた編集方法、メディアクエリとの連携までを解説します。

 

レスポンシブデザイン対応のグリッド設定

レスポンシブデザインを実現するためには、まずFigmaの「レイアウトグリッド」を設定する必要があります。
設定したグリッドは、視覚的な一貫性を保ちながら、様々なデバイスサイズに対応できるデザインの基盤となります。


  1. 「レイアウトグリッド」パネルを開き、+ボタンをクリックします。
  2. 「列」を選択し、カラム数を12に設定します。これにより、Bootstrapのような12カラムのグリッドが作成されます。
  3. 「余白」と「ガター」の値を、それぞれ26pxに設定するとバランスの良いデザインが可能です。

【Figma】Layout Grid(レイアウトグリッド)設定でデザイン作業をより効率的に。

デバイスサイズに応じてグリッドを編集

グリッドをレスポンシブにするためには、ターゲットとなるデバイスごとにグリッド設定を調整する必要があります。
例えば、スマートフォン、タブレット、デスクトップといった異なるデバイスに応じてフレームをコピーし、それぞれのサイズに合わせたグリッドを設定するのが一般的です。

以下の手順でグリッドを調整します。

  1. フレームを選択し、右クリックで「フレームを複製」します。
  2. フレームサイズをスマートフォン用(例:375×812)やタブレット用(例:768×1024)に変更します。
  3. 「レイアウトグリッド」を開き、カラム数や余白の値を調整します。例えば、PCではカラム数を12、スマートフォンではカラム数を6に設定します。

 

メディアクエリとの連携

作成したデザインをWeb実装に移す際に、CSSでのグリッドの設定を活用することでスムーズな連携が可能です。
例えばSPで6カラムのグリッドを利用したい場合、以下のようなCSSのメディアクエリを設定します。

@media (max-width: 768px) {.body_section {grid-template-columns: repeat(6, 1fr);}}


より実践的なグリッドの使い方

複数のデザインにグリッドを適用する

複数のデザインに効率的にグリッドを適応するためにはグリッドスタイルを登録しましょう。
グリッドをスタイルとして保存することで、新しいフレームに簡易的に適用できます。

登録方法は、以下の動画を参考にしてください。


レイアウトグリッドのオプションメニュー>「スタイルを作成」を選択し、名前を付けて保存。用途に合わせスタイル名を付けると運用しやすくなります。

※登録したグリッドスタイルは、他のプロジェクトでも使い回しが可能。

UI設計時のグリッド活用法

UIコンポーネントを設計する際にグリッドを活用することで、統一感の取れた安心感のあるレイアウトが可能です。ボタンや入力フィールドなどの要素は、グリッドに沿って配置することで統制が取れます。

【Figma】Layout Grid(レイアウトグリッド)設定でデザイン作業をより効率的に。

例えば、上記のようにボタンの幅を3カラム分に設定するなどで、異なるサイズのコンポーネントを統一的に配置することが可能です。
また、「スナップ機能」を活用すると、グリッドに沿った正確な配置が簡単になります。


視覚的に魅力的なUIのためのグリッド活用とは

如何でしたでしょうか。Figmaのグリッドは統制の取れた使いやすいデザインをデザインを作るには不可欠です。
また、視覚的に魅力的なデザインを制作するためにはグリッドを単なるガイドラインとして使うだけでなく、創造的に活用することが重要です。

例えば、対称性や非対称性を取り入れて動きを出したり、色や余白を工夫して整理感と視認性を高めることができます。
また、カラム幅を調整することで強調ポイントを作り、グリッドをデザインの創造性を引き出すツールとして活用できます。

弊社でお手伝いした以下のサイトのデザインでは、このように一見バラバラに見えますが要所々々でグリッドを活用しています。

【Figma】Layout Grid(レイアウトグリッド)設定でデザイン作業をより効率的に。


KOHIMOTO LABO

WebプロダウションKOHIMOTO Inc.が発信を通して成長していくためのラボ🧪 IT企業出身。世界中の人へ発信できるWebサイトを通じて、社会がより良い方向へアップデートしていく為に日々学び、技術を生かしていきます。