MENU
CLOSE
Edit : 2025.02.10 Update : 2025.04.11
お笑い学会に加担してた。「漫才過剰考察」を読んだ感想③

お笑い学会に加担してた。「漫才過剰考察」を読んだ感想③

こちらの記事は、こひもとのコンポスト🌱キャスト#6-2の内容の一部を抜粋し編集を施したものです。よろしければ、以下より全編を聞くことができます。



みきこの本の中で、M1の漫才の時代みたいなのを大きく分けて2015~2018を芸人同士で技術を高め合う時代、2019~2023その技術に見慣れた観客との戦いの時代って言ってたと思うんだけど、この後半の2019~2023私めっちゃ加担してるって思って。
ゆかうんうん。
みき今までお笑いテレビでたまに見ることあっても劇場見に行ったりとかまではなかったし。本当に2019の後半にぐっと入り込んで、M1の予選とかも見るようになったし、好きな芸人さんのいろんなロケとかトークとかを、YouTubeとかTverで掘ってみたいな。
ゆかみきちゃん、一時期、千鳥を見てないと落ち着かないみたいな時期あったよね。
みき千鳥を好きになりすぎて全ての番組を見て、それでコロナ渦の精神を安定させていた(笑)

だから、TVで見てちょっと笑ったりしてるだけっていうより、あの人はこういうトークが上手いとか、漫才がこういうところが良いみたいなのとかを、素人なのにめっちゃ分析とかするようになっちゃって、くるまがかいてる笑わず「ネタを見るお笑い学会と化した客席」ってこういう私みたいな人がいっぱいいるからだろうな、って。
ゆか確かに(笑)でも多分みきちゃんも私もそこまでではないと思うんだよね。特定の芸人の追っかけとかではなくて、なんか、お金を落とさないよくないファン。

その部分、M1の歴史をくるま目線で語ってるんだけど、その時々でブームみたいなのがあるとして、もう移ろいの速さがファッションの流行かってくらい凄く速くて、それに喰らいついていくのも、フレッシュさを保ったりするのもめっちゃ大変だなって思って。
みきいや、本当にそうだよね。その時々の世間のムーブみたいなのは絶対あると思うし。
ゆかだから漫才師は何か自分の我流みたいのを見つけるのかなって思った。例えば今回決勝に行ったエバースとか真空ジェシカみたいに、やってることは昔からずっと変わらなくて、だんだん評価が上がっていくみたいなのが強いのかなと。
みき確かに。前半で話したさや香じゃないけど、ブームを追うっていうよりは自分の信念みたいな信じてやり続けた人はかっこいいなって思ったし、そういう人は評価も上がって決勝とかに行くようになるのかな。
ゆかそう思うと信念ってすごいよ。自分の芸を信じて極めてるかっこいい漫才師でM1の決勝とかも行ってないし、テレビとかも出ていないような人もうじゃうじゃいたりするんだろうなって思う。

そう思うと、令和ロマンは早くから結果出したりしてたし、その時代のムーブ的なのを移ろい早いんだけど、それを掴むセンスがピカイチなのかなとも思った。
みきお笑い芸人ってすごいね。
表現でもあるって思うと、自分たちの形を崩して賞レースに合わせたりとかしないっていうのも表現だけど、その時の世間の時流を入れるっていうのも漫才だし、さらにそれを賞レースで勝てるようにとかするってなると、技と経験と客席を読むとかもやらなきゃいけないし。
ゆかあと知名度とかで、この人がこれ言うから面白いみたいなのとかもありそうだよね。 
みきたしかにね、すごい。お笑いで食べていけるようになる要因がもう複合的すぎて、なんか凄すごすぎるし難しい。
ゆかそうだね、あと画面越しで見るより、やっぱなんか生で見るとめっちゃ面白かったりするからほんとすごい。
みき今年もいろいろ見に行けたらいいね。
ゆか時間あったらいきたいね!
なんか年表にもどるんだけど2020年コロナになったじゃん。

舞台数が減って、無観客だから、ネタを叩くってことは出てなかったり、50%でお客さんが入れるようになってもマスク越しだと笑い声が半減したりして、新勢力の突き上げがなかなか難しく、ファイナリスト経験あり、貯金があり、マンパワーがあって、客受け申し分なしのマヂラブ優勝

という風にかいてあって。あの優勝もコロナじゃなかったら、結果が変わってた未来とかもあり得たのかとか思った。

そんでコロナとお笑いの相性が良くて、みきちゃんみたいにお笑いの考察者が増えた中での漫才か漫才じゃないか論争みたいなのは、M1過熱の象徴と言えるだろうって書いてあって。すごい色々繋がってるなっておもった。
みきどうだったんだろうね。コロナじゃなかったら変わってたのかな。マヂラブのつり革のネタすごい面白かったよね。
ゆかうん、伝説だと思う。でもそういう、世界の情勢とかも絡んでくるんだーって。












こひもと

みき+ゆか / KOHIMOTOというWebサイトをはじめとしたDigital Creativeの会社を営んでいます🤝IT企業出身のエンジニアとデザイナーで元同期。hiphopと本とお笑いが共通言語。