みきコロナの話で言うと、3年目の時に、withコロナと呼ばれ、ほっぺたとマスクが馴染んできた頃、世間におけるお笑いは閉塞感からの逃避ではなく、新たな現実での幸福論、つまり爽快感はそのままに、よりアクティブなものが求められ、バラエティでも有吉の壁やラビットなど主人公的な笑いが台頭
ゆかなんか、主人公が続いた中で、ウエストランドがヒールじゃないけど、いきなりめっちゃ真っ当な悪口とか言い出して、それが爆発じゃないけど一歩前に出て優勝したみたいな感じで書いてあったよね。
みきネタの世界観にお客さんを引き込むやり方に対して、現実に乗り出して笑わせに来る主人公?ウエストランドが主人公だったってこと?
ゆか優勝したM1においては主人公だったと思うんだけど、爽快感があるラビットとかの主人公の意味と少し違く思える?
みきこの本ではお笑いのいろんな分析がされてて本当に面白くて、考察が優れているが故に芸人じゃないから、なんかくるまの言うことが分かりそうで分からなかった(笑)
ゆか確かに。なんだろうね。主人公的なお笑い。なんかそれに通ずるかわからないんだけど、芸人に必要な要素みたいなのを地面師のセリフで…
みき「プリミティブでフィジカルでフェティッシュ」でしょ。プリミティブでフィジカルな部分がお客さんに見下される、愛される要素だとしたら、フェティッシュな部分は見上げられる尊敬される要素これ1対1じゃダメなんだ、フェティッシュが多すぎるんだ、それだと突き放し過ぎている2対1の割合で3分の1にとどまっているくらいが丁度良いアクセントになってるんだよ。
ゆかこれがその主人公感に通ずるかわかんないんだけど、愛される人の要素にも通ずる気がした。
みきそれでいうと、くるま自身がこれにかなり当てはまってる。なんか連覇とかもして分析力とかもすごくて、話もテレビとかも面白いのに、偉そうとかに見えなくて、むしろ頑張って人に教えたりとかもして、必死なところとかもあるなって思って応援したくなる。
ゆか分かる。もしかしたらこれに当てはめにいってるのかな(笑)
みきそうだね。人に弱みを見せたら、相手が喋ってくれたりとかするのとかも見下されるっていう言い方になるとちょっとマイナスかもしれないけど、人と関係を気付く意味では良いかも。
ゆかうん。でもなんか思ったけど、自分は尊敬できるみたいな部分があんまないから、バランスって書いてあるから、リスペクトの方がむしろ低いなって思う。
みきわたしもだわ。2対1どころか0だわ(笑)
ゆかそういう部分も磨いて良い大人になりたいね(笑)
編集者:こひもと
みき+ゆか / KOHIMOTOというWebサイトをはじめとしたDigital Creativeの会社を営んでいます🤝IT企業出身のエンジニアとデザイナーで元同期。hiphopと本とお笑いが共通言語。
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