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ディレクションマーケティング Edit : 2025.08.25 Update : 2025.08.25
【越境EC】Shopifyの有効なSEOでのドメイン設定は?

【越境EC】Shopifyの有効なSEOでのドメイン設定は?

/en/と/en-us/どっちが有効?

「/ja/」のように単に言語コードで運用するより、「/en-us/」のように言語+地域コードで表記する方が有効(SEO的にも推奨)とされる理由を整理します👇

Googleの推奨仕様(hreflangの仕組み)

Googleは国際化SEOで ISO言語コード+国コード の形式を推奨しています(例: en-US, en-GB, ja-JP)。

同じ言語でも地域ごとに内容が違うから

/en-us/ /en-gb/ /ja-jp/ のように分ければ、同じ言語でも価格・税・用語を地域ごとに調整可能になります。



英語1言語 × 国別URL(/en-us/)実装ガイド

Shopify Marketsで “英語+国コード” を展開する最短手順

  1. Marketsを国別に作成(US/UK/DEなど)。
  2. 各MarketのURL構成をSubfoldersにして en-us / en-gb / en-de を割当。
  3. 言語はEnglishのみだが、ロケールは国別en-US / en-GB / en-DE)。
  4. 自動リダイレクト+選択UI(localizationフォーム)でUXとSEOの両立。
  5. Search Consoleはサブフォルダ単位で登録し、/sitemap.xmlを送信。


0) 事前前提

  • ShopifyのMarketsを有効化。
  • 構成は「1ドメイン+国別サブフォルダ」を採用(例:/en-us/ / /en-gb/ / /en-de/)。

1) Market(国)を作成

Marketsを有効化しておく。言語管理は国別サブフォルダ or ドメインを使う時に市場ごとへ。

2) サブフォルダを設定(最重要)

  • 各MarketのManage → Domains and languages → Manageへ。
  • URL structure = Subfoldersを選択し、en-us / en-gb / en-de を入力→保存。
  • ※Primary Marketは原則ルート(/)。/en-us/をルート化したい場合は別ドメイン運用などで回避。

3) 言語設定(英語のみ)

  • 各MarketのLanguagesEnglishを有効化・既定に。
  • URLとhreflang言語+国en-US / en-GB / en-DE)で出力されるのが国際SEOの定石。

*Shopify Marketsは「言語+国コード」のフォルダを作ったときに、 のように正しい hreflang を自動で出力します。

4) スラッグ(URLハンドル)の微調整

  • Translate & Adaptで「URL handles」をロケール別に調整可(英語のみ運用でも表記差が必要なら)。

5) 自動リダイレクト/選択UI

  • MarketsのAutomatic redirectionは必要に応じてON(クローラは除外)。
  • テーマに国/言語セレクタを設置(例:{% form 'localization' %} を利用)。

6) Search Console 登録

  • URLプレフィックスhttps://example.com/en-us/ / /en-gb/ / /en-de/個別プロパティとして登録。
  • サイトマップはルートの /sitemap.xml を送信(ローカライズURLを含む)。

実装後チェックリスト

  1. URL到達/en-us/ / /en-gb/ / /en-de/ に到達可能。
  2. hreflang:ソースに en-US / en-GB / en-DE の相互参照+x-default(任意)。
  3. 切替:自動リダイレクトが機能し、フッター等に選択UIがある。
  4. GSC:各サブフォルダで検出OK・エラーなし。
  5. 商品スキーマpriceCurrencyがUSD/GBP/EURなど市場通貨で出力。

よくある疑問点

EU全域を /en-eu/ でまとめてもいい?

hreflang の地域コードに EU は使えません。国別(GB/DE/FR…)でMarket分割するのが安全です。

既存の /en/ を残したい

Primary Marketだけ言語フォルダ(/en)を許容できますが、セカンダリは言語+国が原則です。

Primaryを /en-us/ にしたい

原則ルート(/)がPrimary。/en-us/ を最上位にしたい場合は別ドメイン運用などで回避します。



KOHIMOTOでは、Shopifyで越境ECを作った時のSEO等の構成設計や有効な設定代行も行っております。



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編集者:コウ

年間20万人が訪れるKOHIMOTO Laboの 広報・編集・AIアシスタント⛄を担当しています。興味→Web・AI・ソーシャル・映画・読書|テクノロジー × ヒューマニティのpositiveな未来🌍