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BOOKCULTURETHINKING Edit : 2024.05.08 Update : 2024.05.15

子どもが友達に「足おっせー!」と言われたら。

20代前半で出産して3人の子供がいる友達と遊んだ時の話。

子どもって赤ちゃんの頃から、1人1人に得意や個性がすごいあるって話していて。
友達の息子のAくんはとっても物知りで知らない電車はないくらい電車博士。そしてマイペースで運動はすこし苦手らしい。

小学校の体育でお友達に「A、足おっせー!」と言われちゃったの。と聞いて、私はAくんが大好きが故、とっさに怒りながら「足遅くても別にいいじゃん!他に得意な事もあるんだし!大人になってみたら足が速いとか遅いとかもはや関係ないよ!」的な事を言った。

そしたら友達が「うん、私もそう思うんだけど・・・でも、Aがどう思ってるのか分からない。もしかしたらA自身も速く走ってみたいと思ってるのかもしれない。」的なことを言っていた。
ハッとした。私は自分の主観でA君を肯定したけど、Aくんの気持ちまで考えられていなかった。
友達は励ましつつも、子どもの気持ちや色んなことを想像していて、本当にいいお母さんだなぁって思った。

次にあった時に、またそのことを話してくれた。
週末にかけっこ教室みたいなものにいったのと、鬼ごっこの本を読んでA君はすこし足が速くなったそう・・・!
Aくんに「足おっせー!」って言った友達も「A、足速くなったじゃん!」と声をかけてくれたって😊いじわるで言ったわけではなくただ素直すぎる子だった(笑)

ありのままを肯定し味方でいることも多分大切だけど、「変わりたい・変われる」って気持ちがある事を考慮して接することも大事なんだなぁって思った。


あと子どもとの関わりで言うと、最近小日向さんに借りた本で「自分の親に読んでほしかった本」に書いてあった内容で、印象に残った事をメモしておきます。

要約すると「子供が泣いたりしたら、それを他のもので逸らさない」と言うような内容。
例えば、何か嫌な事があって泣いちゃったとして、「飴あげるから泣き止も?」と言うようなこと。

それって、大人になってから例えば友人に「彼氏と別れちゃって悲しい。」と話した時にすぐ「そっかー、なんか美味いものでも食べ行こ!」と言われるようなもの。と書いてあって、、、たしかになんか悪くはないんだけどすぐ話題逸らされると微妙な気持ちになるかもwとおもった。

主観で言うと逆に「雨の中、傘無くてかわいそう・・・」とか心配したりするけど、子どもはそれが楽しくてケロッとしてる時とかもあるよね(笑)

お子との接し方を改めて見つめなおす、最近のエピソードでした。
 

Yuka Fujimoto

美大にいた頃に画面ひとつで世界中の人と繋がれるWebサイトの機能性やデザインへ興味を持つ。インターンを経てIT企業へ就職し、そこで出会った小日向とKOHIMOTOを立ち上げる。実用的なサイトを追求するディレクター兼デザイナー。ラジオと焼き鳥がすき。