先日、表参道ROCKETで開催していた展示へいってきました。
タイトルだけみると「?」って感じなのですが、
17名のアートディレクターさんが毎日のようにつかう「お金」の課題を自分たちで見出し、
その解決策としての作品が展示されている面白い企画でした。
ポスターをはじめ、作品のデザイン的なクオリティが高く勉強になりました。
この展示では一円玉が来場者に配布され、自分が一番いいと思った作品へ投票ができます。
(↓一円玉が並んでいる。)
藤本この展示を別々に見てたけど、同じものに投票してることが後々判明したw
小日向うん。私たちが投票したのは、「二十歳までを見守るお年玉袋」という作品。
藤本何が投票の決めて?
小日向他の作品は結構ピンポイントの解決策が多い中、この作品は「分別のない子供でも使えてしまう」というお金の弱みを、おばあちゃんから孫へ向けて、人と人同士の愛情や信用とかで解決しようとしている姿勢がとても心に残ったし良いと思った。
藤本たしかに。根本的な解決になるかと言われるとお金を使う人のそれぞれだけど、人の気持ちがこもったお金は使うときに何を買うかとかを考えるきっかけになりそうだね。あとプロダクトが可愛くて魅力的。
小日向この展示のタイトルにある「活きがいいお金」ってなんだろうって考えた時に、血の通ったお金=あげる人と受け取る人の気持ちがこもってるお金なのかなぁ、と思った。
藤本親が子に遺産をのこす。とか、お給料だったら社長が社員の生活を守る。とか、この店が好きだ。とか、お金のやり取りの中に少なくとも人の血が通っていているのかな。
小日向うんうん。普段意識してないけど、お金を渡す・受け取る行為には、敬意とか気持ちが関係してるって言う事を再認識したし、そういう使い方はすてきだなと思った!
http://arts19.jp/
弱みを握る寿司屋 『活きのいいお金展』
会期 2019年8月30日(金)〜9月4日(水) <入場無料>
時間 11:00〜21:00 ※9/1(日)~20:00、9/4(水)~18:00
場所 表参道ROCKET 〒150-0001 渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3F
Yuka Fujimoto
美大にいた頃に画面ひとつで世界中の人と繋がれるWebの機能性やデザインへ興味を持つ。インターンを経てIT企業へ就職後、そこで出会った小日向とKOHIMOTOを立ち上げる。ズーキーパーが得意。