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Edit : 2024.10.28 Update : 2025.04.11
お金って悪い人が持つより、いい人が持った方がいいよね。「令和元年の人生ゲーム」を読んだ感想②

お金って悪い人が持つより、いい人が持った方がいいよね。「令和元年の人生ゲーム」を読んだ感想②

こちらの記事は、こひもとのコンポストキャスト#2-1の内容の一部を抜粋し編集を施したものです。よろしければ、以下より全編を聞くことができます。



ゆか3章で社会課題と向き合う、学生みたいな子達が出てきて
みきシェアハウスの中でそれぞれ社会課題を解決する活動みたいなのをしてたんだよね。
ゆかそう。で、何人か「いいことがしたい、いいことがしたい」って北極のシロクマに思いをはせて自分もシロクマの着ぐるみを暑いのに着て我慢するみたいなことをやってる、カオスみたいな描写があったと思うんだけど、そこで思った事があって。

社会課題を解決することが良いことであるっていうのは間違いないと思うんだけど、それに対してお金儲けが絡むと途端に悪いことみたいになるのってちょっと違うかなと思って。
これをこんなちっちゃい会社でセコセコ貧乏暇なしで働いてる、私みたいな人が話したところで、全然説得力がないと思うんだけど。笑

最近、きいたポッドキャストでascope 資本主義の未来編ていう、資本主義に対して賛成・反対・変革希望みたいな色んな意見の人をよんで未来を多角的に考えていくポッドキャストがあって(すごい面白いです!)その中に「営利目的=強欲という誤解。経営者から見た資本主義の実像」っていう回があってそれを聞いてもらえたら、もう早いんだけど、、、


ゆかこの朝倉祐介さんっていう、東大卒業してMBAとってmixi事業を立て直した元代表でベンチャーキャピタルを立ち上げて運営してるみたいなバックグラウンドの人の話をちょっと要約すると、

資本主義っていう構造はデフォルトとしてあって、それはこの歴史上で一番、人種も性別も関係なく誰でも参加できるフェアな取引ができる場として稼働しているのを前提に、この資本主義っていう構造は元々何か目の前に出現してる社会課題とか、人が「こういうものが欲しい」とか「ああいう風になったらいいな」っていうのを解決するっていうのがベースにお金が支払われていて、営利目的っなった瞬間に、それがグリーティーな世界を即連想させるっていうのはちょっと違うんじゃないかなって話していて。

確かに、お金がもらえるっていうことは、それに則した何らかのサービスをこの世界に提供してて、この世界が物質的な貧富の差が少なくなってどんどん便利になっているのは企業の力もあって、だからこそお金がもらえるっていうプロセスの上で成り立っている。また、それはお金をまた使うっていうことにも繋がるし、税金も払ってそれが社会福祉に繋がるから、その、お金稼ぎを「いいこと」と切り離して考えることが、自分を苦しめてるような事にも繋がるんじゃないかなってちょっと思った。
みき 確かにね。ただ、自分が学生の時にとか考えると、すごい裏で政治家がお金もらってる、とかニュースとかも見るからお金を持つことが悪みたいになる気持ちもわかるけど。
でも本来はお金をもらってサービスを提供するっていうこと自体は全然悪い事ではないよね。
ゆかそうだよね。本を読んでポッドキャストの話を思い出してもう一回聞いてみたんだけど、優しくて、人を傷つけない、むしろ人を助けたいって思ってたり、良い行いをすることが自分の心にも健康だなって思ってる人って、結構謙虚な人が多いのかなって思うんだけど。「いやいや、いいですいいです。」みたいな。
でもそれは、そのお金をもらうこと=ネガティブな要素だと捉えてる前提での謙虚だと思って。
いい人がお金をちゃんと持って、自分が納得いく行いをしてる企業とかにお金を使ったりとかすることが、社会にも結果良いことなんじゃないかな、って何か思ったかな。

お金の総数が決まってるのなら、その上でやっぱりお金って多分良い人が持った方が悪い人が持つより、社会にとっても良いよなって思ったっていう。
みき この話でいうと、正しく考えてお金を使える人がお金を持った方がいいなって思う。
あと、その稼ぐ事とかが悪ではないけど、何が何でも稼ぐというよりは自分的にこれはクールじゃないな、みたいな基準みたいなのは自分的に持ってたいって思ったかな。
ゆかそうだね。それが自分の哲学みたいので社会と繋がれる一つのピースにはなるよね。







編集者:こひもと

みき+ゆか / KOHIMOTOというWebサイトをはじめとしたDigital Creativeの会社を営んでいます🤝IT企業出身のエンジニアとデザイナーで元同期。hiphopと本とお笑いが共通言語。