西澤架は東京育ちの39歳。父親の後を継ぎ、小さな会社を経営している。架が友人たちと飲み会中に恋人の真実が電話で助けを求めてきた。ストーカーが彼女の家に侵入したと言うのだ。慌てて彼女のもとへ駆けつけた。架はこのことをきっかけに真実と同棲を始め、婚約した。架と真実は婚活アプリを通じて知り合った。結婚式の日も近づき、真実は結婚準備のため寿退社。全てが順調に進んでいたはずなのに、真実が突然失踪した。ストーカーによって連れ去られたのではと考えるが、警察からは事件性がないと判断されてしまう。真実の母親と連絡をとり、真実が地元にいた頃に世話になったという結婚相談所の小野寺や彼女を介して過去のお見合い相手などと面会を重ねていくうちに、架は段々と自分の中の真実像と本当の真実の姿の違いに気が付いていく。
皆さん謙虚だし、自己評価が低い一方で自己愛の方はとても強いんです。傷つけたくない、変わりたくない、高望みするわけじゃなくてただ細やかな幸せが掴みたいだけなのに、なぜ。と。親に言われるがまま婚活したのであっても、恋愛の好みだけは従順になれない。真実さんもそうだったのではないかしら。
ピンとこないの正体は、その人が自分につけている値段です。値段という言い方が悪ければ、点数と言い換えてもいいかもしれません。その人が無意識に自分はいくらとつけた点数に見合う相手がこなければ、人はピンとこないと言います。私の価値はこんなに低くない。もっと高い相手でなければ私の値段とは釣り合わない。皆さん、自分につけている値段は相当お高いですよ。
こひもと
みき+ゆか / 吉祥寺でKOHIMOTO Inc.というWebサイト制作の会社を力を合わせて営んでいます🤝IT企業出身のエンジニアとデザイナーで元同期。
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