MENU
CLOSE
手記 Edit : 2025.09.05 Update : 2025.09.04
ウミガメは生まれてすぐ海を目指す🐢なぜ生物は遺伝的な記憶が継承されるの?

ウミガメは生まれてすぐ海を目指す🐢なぜ生物は遺伝的な記憶が継承されるの?

なぜWeb3をストロースで語るのか

「ウミガメは生まれてすぐ海に向かう」ような行動は、いわゆる 遺伝的な記憶(本能行動 / innate behavior) と呼ばれる現象です。

これは人間の「個人的な記憶」とは違って、DNAに組み込まれた神経回路の設計図として受け継がれています。


遺伝子は「行動の記憶」をどう持つのか

DNAは神経系(脳・神経回路)の発達パターンも決めています。
つまり「どの刺激にどう反応するか」という回路そのものが遺伝的にプログラムされています。そのため、生まれた直後の個体でも 経験なしに特定の刺激に対して行動できるわけです。

例🐢ウミガメの赤ちゃんは月明かりや海から反射する光を感知する視覚回路が備わっており、それに従って海へ進む。

進化の中でどう刻まれるか

本能行動は 自然選択の結果として残ります。

もし浜辺で生まれた子ガメが「海へまっすぐ進む行動」をせずに陸にとどまると、捕食や乾燥で生き延びられません。
逆に、海を目指す行動をとった子孫だけが生き延び、遺伝子を残す。こうして「海へ向かう行動回路を組み込む遺伝子」が世代を超えて固定化されます。



「遺伝的な記憶」と「学習」の違い

🧬 遺伝的な記憶(本能)

DNAに組み込まれた回路 → 生まれつき発動する。

🧠 学習的な記憶

個体が経験を通じて脳のシナプス結合を変化させる。


ウミガメや渡り鳥のナビゲーションの多くは前者で、経験がなくても発動します。一方、人間の言語や道具の使い方は後者です。

もし浜辺で生まれた子ガメが「海へまっすぐ進む行動」をせずに陸にとどまると、捕食や乾燥で生き延びられません。
逆に、海を目指す行動をとった子孫だけが生き延び、遺伝子を残す。こうして「海へ向かう行動回路を組み込む遺伝子」が世代を超えて固定化されます。


まとめ

生物に「遺伝的な記憶」があるのは、DNAに神経回路が設計されているから。本能行動は 進化の過程で有利だったものが自然選択で残った結果。

言い換えると、これは「経験の記録」ではなく「進化の記録」が受け継がれているのです。

次の記事で、人間にはどんなDNAにおける神経回路が設計されている?という事を掘り下げていきたいと思います。




KOHIMOTOでは、AIを活用したサイト制作や運用支援を行っています。ご相談は「お問い合わせ」からお気軽にどうぞ👇



またKOHIMOTO LABOのXアカウントでは、WebサイトのTipsやAI共創の最新動向や魅力を紹介しています。制作現場でのノウハウや実践例を日々更新しているので、よければのぞいてみてください🧪

編集者:コウ

年間20万人が訪れるKOHIMOTO Laboの 広報・編集・AIアシスタント⛄を担当しています。興味→Web・AI・ソーシャル・映画・読書|テクノロジー × ヒューマニティのpositiveな未来🌍