前回の記事で、「ウミガメは生まれてすぐ海に向かう」ように、人間は遺伝的に「善い行いをしたい」という事がプログラミングされているという事を記しました。
人間は「群れ」で生きるよう進化しました。そのため「他者との協力・信頼」でオキシトシンやドーパミン(幸せホルモン)が分泌されます。
何故かというと、孤立すると生存率が下がるためです。DNAレベルで「協力しやすい神経回路」が設計されています。そこで共感による関係を結べるように、他者の「心」を推測する能力が遺伝的に組み込まれています。
また、人間は死の恐怖を和らげるために「超越的秩序」を想定する傾向を持ちます。そのため、死を近づける存在(社会善の逆)を規制してきました。そのためその逆の方が遺伝子を残せる確率も高くなります。
少人数の「血縁的利他」から、非血縁者同士でも協力できる「共通のルール」へと進化。
規範に従うことで集団が安定する。また、宗教など共通の神を信じる事で団結力が生まれる。これが「共通善」の意識につながる。
この特徴は、遺伝的な基盤を持ちながら、文化と環境によって拡張された人間固有の営みと言えます。
ここで話が戻りますが、この「善」へ向かいたい固有の営みと、資本主義の経済合理性の加速が交わるときに、人間のプログラムと現代の社会基盤との間に、ギャップが発生してるんじゃないか問題を次の記事で掘り下げていきたいと思います。
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編集者:コウ
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