保利先生の彼女はきっと・・・映画「怪物」を観た感想④

こちらの記事は、こひもとの読書録#1-2の内容の一部を抜粋し編集を施したものです。よろしければ、以下より全編を聞くことができます。

ゆか保利先生はそこまで人付き合いが上手い方ではないのかなって思った。私の中で1個思ったことがあって、保利先生の彼女だった子は多分他に男がいるんじゃないか…っていうのを女の勘で本を読み返して思った。

みきそういう会話が何かあったっけ？

ゆか実際にそれについての言及はないんだけど、例えば写真撮られた時に「私も写った？」って言った時とか知られたくない誰かがいるのかな？とか、「女のまたねは信用しちゃダメだよ」と言って「またね」ってすぐ家を去っていく所とか、1人の男の人にすごい執着する子ではない感じがする。

みき確かに。かつ社会っていう目がある時に保利先生のことを本当に好きで味方になるというよりは、体裁を気にするじゃないけど。

ゆかそうだね。何か飄々としてるというか。でも私も男に生まれたらこういう子を好きになると思うし、惹かれるのも分かる。だから、付き合ってるとまではいかないけど、何か他にいるんじゃないかなってちょっと疑った。笑
保利先生が「そろそろ身固める」みたいな話になった時も「えっ」　みたいな微妙な反応だった気がしてて。
反対に保利先生はそういう所までもを見てないじゃないけど、自分は金魚とかも捨てれないくらい優しいんだけど、何か彼女が結婚する気はさらさらな無いって所にも気づいてないし、不器用というか、ピュアみを感じた。

みきたしかに。なんか、そういう保利先生を横読みの作文の時、湊は「保利先生なら気づくよ、良い先生だから」って言ってて、依里は「保利先生は気づかない」よって言ってたのが印象的だった。

ゆかああ、なるほどね。確かに。すごい色んな描写が繋がってくから、話せば話すほど・・・

みき分かる。話せば話すほど、話が尽きない。笑