ゆか宇宙で3個目の惑星には多分燃料的にいけないけど、ワームホールの軌道みたいなのを利用したら飛ばすことができるみたいになった時に、ブランド博士を飛ばす代わりの力として自分が犠牲になるみたいなシーンあったじゃん。
みき運動の第3法則っていうんだね。何かのを引き起こすときに逆の力が働く的な。
ゆか私も、この映画で知って調べたんだけど。その方向に行くためには、逆に同じ力で行く必要があるみたいな。力の均等を保つようにできているのが、この世界の摂理みたいな感じらしい。
みきクーパーの自己犠牲は、途中で出てきたマン博士の逆のことをしていると思った。マン博士は人を裏切って自分が自分がってなってる結果、自滅してたと思う。
ゆか確かに。マン博士で思ったのは、「人が住めそう」って嘘の信号を送ってたじゃん。
みきうん。
ゆか科学者が嘘の信号送ることって、マン博士が悪とかではなく、人としてめっちゃあり得ることだなって思って。なんか人間って自分が死ぬってなったら結構そういうものではあるのかなって思うから。
みきそうだね。
ゆか自分もよく分からん星に行って何年も過ごして、ずっと一人だと思ったら、もしかしたらボタン押したら、助けに来てくれるかもって思ったら、送っちゃうかもしれないし。
みきうん。
ゆかだから、そこは加味して作戦作った方がいいかなとは思った。笑
みき確かに。自分がまず助かりたいって思うから、私も送りそうと思うんだけど、その後、本当に助けに来てくれたら、自分だったらまず謝る。
ゆかそれはそう。笑
みきそれで一緒に達成した方が結果として博士も残れたのではないの?って思うけど、あんな所に長年いたらそりゃあ変にもなる気もするし。
ゆかたしかに、でも殺そうとしたりは多分しないよねw
みきうん、マン博士の自己中心的な判断になってしまったことの対比として、さっきのクーパーの自分を犠牲にしてもブランド博士を望みのある星に送るというのが描かれてるって思った。
ゆか確かに。人間力がすごい。自分だったら、もう宇宙に出た瞬間にすぐ死にそうw
みきそう、だからこの人たちヤバすぎる。
ゆか今思ったのは、ジョン・ブランド博士に一番弟子が、マン博士だったとおもうんだけど、”自分が自分が”感が弟子のマン博士にも引き継がれてたなかった?
みき例えば?
ゆかジョン・ブランド博士が数式を本当はできてないのに、嘘ついてたじゃん。プランBしか本当は実行可能性のないのに。
みきうん。
ゆかあと、娘のアン・ハサウェイのブランド博士にも、自分の娘っていうよりは、「人類のために遂行しろ」みたいなメッセージを送ったりしてて、娘の気持ちとかはあんまり考えてなかったと思う。
みき確かに。その数式の件も、結局、自分が嘘ついてでも人類に称えられる功労者になりたかったのかな?って思って。
ゆかマン博士の星に行くかブランド博士の元恋人のエドマンズ博士の星に行くかで3人で議論してた所の言葉が印象的でLove isn’t something we invented. It’s observable, powerful, it has to mean something… Love is the one thing we’re capable of perceiving that transcends dimensions of time and space.
「愛は人間が発明したものじゃない。それは観察可能なもの。力があるもの。何か意味があるもの。 愛は、わたしたちの意識下では感知できない、空間と時間を超える手助けをしてくれる、高次元の何かが存在する証拠かもしれない。
ゆかクーパーが「愛の意味、社会の安定、子孫の繁栄、人間にとって都合がいいもの」みたいな風に言ってて。ブランド博士が「死んだ人への愛も社会の安定?」って。
みきでもクーパーは「この選択に私情を挟むべきでない」って言って、でもブランド博士は「最後にどんなに望みが薄くても、好きな人にもう一度会いたかった」って言ってて。
ゆか結局、最後にブランド博士が信じたエドマンド博士の星が、人類が本当に生きられそうな信号を送ってた星だったって結末だったのが、”愛が観測可能な力”っていうアンハサウェイの仮説が正しかったって話なんじゃない?って。
みき愛が次元とか理論とかを超えて、すごく人間の発展に結びつくものっていうのが、この映画の一つのテーマだったよね。
ゆかそうだと思う。サイエンスかと思いきや、めっちゃヒューマンドラマだよね。
みきうん、確かに確かに。クーパーと娘への愛情とか絆とかも。
ゆか娘は、あの怪奇現象がお父さんがだったんだって信じたから、その方程式を解けたしね。そう思うとなんか…人が人を想う力ってすごい。
みき本当にすごい。マン博士はこの映画の中で独り身みたいな感じだったよね。クーパーに「僕は家族とかいないけど、みんなのことを思ってる」みたいな言ってたから。
ゆかうん。
みき博士は独り身だったのかなって思って、それが故にあの運命になってしまってるの、何か可哀想って思った。映画だからそういう対比としての設定的な立ち位置なのかもしれないけど。
ゆかそうだね、美樹ちゃんの言う通り、マン博士も「誘惑に負けて押しちゃった、ごめん!」みたいな感じで誤って任務に参加した方が絶対生存率高かったよね。頭はいいじゃん、そんな宇宙の果ての探査を主導するくらいなんだから。
みきそこでやっぱその何だろう、愛?人?を信じて一緒にやる選択にならなかったのが、彼の弱点というか、、、
ゆかそうだね。なんか、話は戻るけどやっぱ、映画のメッセージは「科学的にはまだ立証されていないけど人の感情はパワーを持っている」っていう所なんだろうな。編集者:こひもと
みき+ゆか / KOHIMOTOというWebサイトをはじめとしたDigital Creativeの会社を営んでいます🤝IT企業出身のエンジニアとデザイナーで元同期。hiphopと本とお笑いが共通言語。
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