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DESIGNPICK UPWEB Edit : 2024.06.13 Update : 2024.08.29

女性へ向けたホームページの制作ポイント5つ。制作物を元に女性ウェブデザイナーが解説。

女性向けウェブサイト制作のポイントを、弊社の事例を交えながら女性の現役Webデザイナーが解説します。

女性から「好き」を引き出す要素って何だろう?

詳細を解説していく前にまず大まかに、どういった印象や要素が女性にとって魅力的なのか考えてみましょう。
女性が男性が…等と区別する時代ではないですか、事実として小さな頃から資本主義で生きて行く中で、さまざまな広告や商品・映像などを見て過ごしてきた女の子たちは、自分の「好き♡かわいい♡」と思う要素も幼い頃からインプットされています。
以下の画像はpintarestで「女性向け ウェブサイト」「男性向け ウェブサイト」との検索結果を比較したものです。
女性へ向けたホームページの制作ポイント5つ。制作物を元に女性ウェブデザイナーが解説。 こうして比較してみると、女性は可愛らしい、男性はカッコいい印象のサイトが多いですね。かっこいいものよりも柔らかい印象や曲線・色の可愛いものの方を手に取るようになっているのは、女性に母性が備わっている事とも関係しているのかもしれません。
もちろん制作するサイトに寄りますが、女性向けサイトで特にポイントは以下です。

  • 女性に響くコピー
  • エモーショナルな写真の表現
  • 余白でゆとりを多くとる
  • 図形やフォントを直線より曲線を意識
  • かわいらしいイラスト

現代の女性の好みは1人1人多種多様。

当たり前ですが「女性向け」と言っても、年齢層、ライフスタイル、興味関心など女性は一人一人多様な価値観を持っています。
細分化された女性の好みを捉えるために、ターゲットとなる女性の好みを把握し、それに合わせたデザイン・コンテンツ作成を行うことが大切です。

実際の制作事例を元にご紹介。

弊社で制作した女性ターゲットのウェブサイトの事例を元に、いくつか解説していきたいと思います。

トレンド感のあるデザイン

髪をケアできるゆず油のキャンペーンサイト

女性へ向けたホームページの制作ポイント5つ。制作物を元に女性ウェブデザイナーが解説。 Client:株式会社 ウテナ

柔らかな曲線とトレンド感のあるフォント・イラストを用いつつ、夜にも髪をケアをするシーンを彷彿させる落ち着いたカラーリングを使用しています。
ターゲットとなる美意識が高くもお得感も重視する20代〜30代の女性が好むサイト設計・デザインとなっています。

シンプルでラグジュアリーなデザイン

ファッションサイト「BUYMA」

女性へ向けたホームページの制作ポイント5つ。制作物を元に女性ウェブデザイナーが解説。 Client:株式会社Enigmo

商品写真をメインに構成したシンプルデザインが商品の質の高さやラグジュアリーさを演出。都会的な女性へむけたデザインです。

どこかレトロでお洒落なデザイン

蔵前に新しくオープンしたスイーツカフェdialのオフィシャルサイト

女性へ向けたホームページの制作ポイント5つ。制作物を元に女性ウェブデザイナーが解説。 Client:株式会社CLASKA

落ち着いたグリーンのカラーリングや演出で、対話をコンセプトとしたカフェのオシャレかつリラックスしたひとときを過ごせる雰囲気伝えています。
ターゲットとなる流行に敏感で甘いものが好きな20代〜30代の女性が好むサイト設計・デザインとなっています。

すっきりとしていて知的な印象のデザイン

データについてのウェブメディア「データのじかん」

女性へ向けたホームページの制作ポイント5つ。制作物を元に女性ウェブデザイナーが解説。 Client:ウイングアーク1st株式会社

月間40万アクセスを誇るデータやDXについて分かりやすく説明するウェブメディアのデザインは、すこし難しい題材ですが黄色をキーカラーとして明るい印象かつ、レイアウトはシンプルで直感的に操作できるように設計されており、ユーザーが求める情報にすぐにアクセスできるよう整理しています。
女性らしさを感じられつつも、幅広いビジネスパーソンへ向け、情報の伝達効率を最大限に高めたウェブメディアです。

ポップな色味のデザイン

機能性の高さが特徴のヘアケアシリーズ「プロカリテ」

女性へ向けたホームページの制作ポイント5つ。制作物を元に女性ウェブデザイナーが解説。 Client:株式会社 ウテナ

ヘアケアシリーズサイトは、ミルキー感の強い魅力的なキービジュアルで機能性を強調しつつ製品の魅力を最大限に引き出し、髪の毛のうねりに悩む幅広い年齢層の女性ターゲットユーザーへ向け高い満足感を提供します。

意識したい、女性向けデザインのポイント。

①ターゲットを明確にして、細分化された女性の好みをイメージに落とし込む

前項でも記述した通り、ターゲットのペルソナ像を明確にイメージする年齢層、ライフスタイル、興味関心など女性は多様な価値観を持っています。
そのため、ターゲットとなる女性の好みを把握し、それに合わせたデザイン・コンテンツ作成を行うことが最重要です。

②世界観を創り上げる写真

Webサイトの雰囲気を表現する上で、写真は重要な役割を果たします。
女性向けのサイトでは世界観にあった写真をいれることで、商品やサービスの魅力をより一層伝えることが可能です。

③心を動かすコピーライティング

女性の心を動かすエモーショナルなコピーは共感と行動を促し、女性に届く言葉は、心を動かすコピーライティングとして成果という価値になります。

④トレンド感を抑えたフォント使い

フォント選びは、それでサイトの印象をガラッと変える事ができるポイントです。1つのサイトに利用するフォントは英語・日本語それぞれ1種づつ(多くても2種)適切なものをセレクトしましょう。

⑤PRクリエイティブの作成

女性が積極的に利用するSNSでどんな投稿をするかは効果に直結します。投稿内容の必要性に応じてクリエイティブも制作しましょう。
例:
女性へ向けたホームページの制作ポイント5つ。制作物を元に女性ウェブデザイナーが解説。

そもそもなぜ、女性向けデザインを意識する必要があるのか。

世の中の消費は一人一人の意思決定で行われています。
また、女性の方が製品同士の比較や違いなどの細かい部分に気づきやすいためこだわりが強く、家電や家具、食べるものなどその意思決定を女性がする場合も多くあります。 実際に、世帯消費の8割を女性が決定しているという調査結果もあるため、女性へ好印象もたらす事を意識する必要があります。

また、その多くの購買行動には、子ども・家族・友達のために喜んで欲しい、という動機も多くあります。これってすごく素敵ですよね。
多くの企業様も色んな方に喜んでもらうために、商品・サービスの開発をして、その魅力が伝わるWEBサイトを作りたいと考えられているのではないでしょうか。

「女性がターゲットの商品・サービスをプロモーションしたい」
「女性心理を理解したスタッフの意見を聞きたい」
「女性目線での好きを引き出すデザインや表現を依頼したい」

弊社では本記事を執筆したデザイナーが、上記のお悩みを解消するべく「女性に響く」デザインやコンテンツを一緒に考えていきます。
上記のようなお悩みのある企業様は、是非お気軽にご連絡ください。
女性へ向けたホームページの制作ポイント5つ。制作物を元に女性ウェブデザイナーが解説。

Yuka Fujimoto

美大にいた頃に画面ひとつで世界中の人と繋がれるWebの機能性やデザインへ興味を持つ。インターンを経てIT企業へ就職後、そこで出会った小日向とKOHIMOTOを立ち上げる。ズーキーパーが得意。