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DESIGNMARKETINGWEB Edit : 2022.08.05 Update : 2022.08.10

成果の出るLPを作る6つのポイント。事例を元にLPO解説も。

LPを作る時に何に注意すればよいか、作ってから成果を出すにはどうすればいいか、とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 LPは正しく調査や設計を行った上で、商品の魅力が伝わるような構成やデザインが必要になります。ブランディングとは異なり営業ツールになるので単にお洒落で綺麗なページを作ればいいという訳ではありません。 そこで、今回は成果を出す為のLPを制作時のポイントやメリットを解説していきたいと思います。

LP(ランディングページ)とは?

まず初めにLPってなに?という所から説明していきたいと思います。 LPは検索結果や広告などをクリックしたユーザーに対して表示されるページです。LPはランディングページ(Landing Page)の略称で、広義ではユーザーが着地するページを指します。Google検索をするとインターネット上の様々なページに直接アクセスできるため、あらゆるページがLPとも言えます。ただ業界的にこちらのLPという使い方はしません。

LPは、ユーザーへの直接的な働きかけができるWebサイト

LPとは、ユーザーにアクションを促すためのページのことを指します。 商品やサービスの販促や資料請求、問い合わせや予約などを促すことに特化して作成したWebサイトです。 商品を探していたり、買おうかどうしようか迷っているユーザーをリードとして獲得し、顧客にするのが目的となります。そしてこれがLPの最終的な唯一の目的となるため、購入ボタンや問合せボタンなどの他に離脱原因となるリンクは設置せず1ページで完結させることが多いです。 その結果、自然と情報量が多くなり、縦長のページとなることが多いです。 縦に長いスマホのLP。*KOHIMOTOで制作したものキャプチャしました。   このようにLPはプロモーションによってリードを獲得することを目的としたページを意味します。

LPはどうやって作られる?

LPを作成するときには、まず自社で制作するか、外注するかを選ぶことになります。 それぞれの作り方の流れを紹介するので、どのように制作を進めていくのかを紹介します。

自社でLP制作をする

LPを自社で制作するときには以下の流れで進めるのが基本となります。
①LPでの目的を決める ②LPのターゲットを選ぶ ③全体構成を作成する ④テキストやクリエイティブを制作する ⑤デザインを作成する ⑥開発とコーディングをして実装する
  戦略を考えるところからコンテンツの作成やコーディングまでを行える場合に自社内で制作するのは良いと思います! なぜなら、社内の方は熱量も知識もあるからです。LPO(ランディングページ最適化)も社内でスピーディーに行えるのも良い点です。

Web制作会社などに依頼する

LP制作は自社でマーケティングしている場合はWeb制作会社、運用も任せたい場合にはWebマーケティング会社などに外注することができます。 自社で作成する場合と違い、LP制作の実務を全て任せられるのが手軽な点です。 専門業者に依頼するときには以下のような流れになります。
①商品やサービスの特徴をまとめ問い合わせる ①見積もりを取って依頼をする ②ヒアリングを受ける ③構成やデザインなどの提案を受ける ⑤LPの納品を受ける
  外注でLP制作をする場合には、ヒアリングを受けることになると思いますので、プロモーションをしたい商品やサービスの情報を整理しておきます。具体的には、開発段階で想定したターゲットの資料展開、売り込める特徴を洗い出し、パッケージ写真などのページ制作に使える素材をまとめておいたりします。 下準備をすることで、ヒアリングを受ける際にLP制作の目的や目標、商材の説明などをスムーズに会話することができます。 LPの納品はhtmlなどのデータで受け取ることも、サーバへ直接実装してもらう事も可能です。 外注するメリットは、経験が豊富な専門家に任せられる点です。他社のLP制作も行っている場合も多いのでアドバイスを仰げます。

LPを作成すると良い商品やサービス

LP制作は目的を定め、目標の数値指標を決めて運用するものです。 目標達成を重視してターゲットを選び、心を動かすコンテンツとデザインを考えていきます。 プロモーション目的でLPを作成すると良い商品やサービスは以下になります。

✔オリジナル(自社Webサイトの範囲外)で独立したPRを行った方が伝わりやすい場合

構成やデザインの自由度が高く、プロモーションに特化した仕上がりのページにできるのがLPのメリットです。 LPはブランディングや会社のWebサイトとの調和性を深く考慮せずに、商品やサービスに機能や良さを強調する作りにするために独立した立ち位置として作成します。 コンセプトの違う製品を取り扱っている場合には複数のLPを作成しそれぞれに合うページでプロモーションが可能です。

✔ユーザーに寄り添った情報(口コミ/使用の流れ/他社比較など)を深堀りして掲載すると良い場合

LPを用意するとユーザーに寄り添った情報をわかりやすく伝えることができます。 LPはWeb広告とセットで運用していくことが通例で、興味を持った人がクリックしてLPにアクセスします。 ページを見た瞬間に「自分の求めていたものかもしれない」と思うと、さらに詳しい情報を得ようとページをスクロールします。 ユーザーにとってのベネフィットを紹介したり、実際に商品を使ったことでどのような変化があるのか、など寄り添った情報を深掘りして提供し解説すると魅力を知ってもらいやすくなります。

✔運用にも人手や資金を回せる、LPO(ランディングページ最適化)を行える

LPがあれば購入や問い合わせを増やすためのマーケティング施策を推進できます。 LPは制作したら終わりではなく、ユーザーのアクションを見て改善していくのが基本です。 どのようなユーザーからの購入が増えているか、購入しなかったユーザーの特徴は何かといった視点で分析すると改善点が見えてきます。 運用結果に応じて改善しLPO(ランディングページ最適化)を進めていくとコンバージョンを増やすことができます。 ユーザが興味のあることなどを知れるためウェブ以外のマーケティングとしての有用性も高く、サービスや製品のアプローチを活発に進めていくことができます。 *KOHIMOTOで行ったLPOの例。クライアントであるDMMさんからは「アフターピルの予約が爆増しています…」と嬉しいお言葉をいただきました。

LP制作の6つのポイント

LP制作は自社で進める場合でも、外注する場合でも制作に共通するコツのようなポイントがあります。 LPの完成度を高め、今後の成果につなげるためには以下のポイントを意識してみましょう。

①ターゲットのペルソナ設計をしてストーリー性を持たせる

LP作成時にはターゲットを決めてペルソナを用意しましょう。ペルソナとはLPでプロモーションをする商品やサービスの典型的なユーザーです。 あらゆる人をターゲットにしようとすると効果が出にくいためです。年齢や性別、職業や年収などを考えて、その人に刺さるLPを考えます。 そして、ターゲットユーザーの認知から信頼を得られるようなストーリーのある構成を考えましょう。

②近接効果、リズム、コントラスト、整列の4原則を意識する

Webサイトの場合にはテキストと画像のバランスを取りながら、ユーザーが必要な情報を取得できるように制作しますが、LPはプロモーションを目的としてユーザーにインパクトを与えてアクションを起こさせるのが重要になります。 ユーザーの直感や感性に訴えかけられるようにするため、見た目の印象に大きな影響力があるデザインのテクニックを活かすと効果が上がりやすくなります。 近接効果、リズム、コントラスト、整列の4原則を意識してLPを作成しましょう。背景色などを変更してメリハリのあるデザインにしてユーザーを飽きさせないのもポイントです。

③ファーストビューにベネフィットを提示する

ページにアクセスしたときに表示されるファーストビューは大切な項目です。 広告ページだと思ったユーザーは大半がページを閉じてしまうので、求める情報があり「先を読みたい」と思わせるファーストビューにするのが効果を上げるポイントです。ユーザーが共感するイメージを画像やキャッチフレーズ、「ユーザー満足度」や「値段」などの数字データを載せると説得力があるので効果が上がりやすくなります。 また、ファーストビューはパソコンとスマホで表示内容が変わるので、それぞれに最適化しておきます。

④テキストよりも画像や動画を活用する

LPでは文字で情報を伝えたいときにも画像の中に盛り込むのが効果的です。ユーザーが商品やサービスを探すときには直感的にわかるところを拾い読みします。テキストは読み飛ばされやすいのに対して、画像は一目でわかるので多くのユーザーが見てくれます。 詳しく説明しなければ理解してもらうのが難しい情報は気軽に視聴できる動画で伝えるのも一つの手段です。動画視聴の人気が高まっている影響で、興味を持ったときに再生してくれる可能性も高くなっています。

⑤ユーザーの動線を設計する

LPは情報を伝えるだけのページではありません。LPはユーザーアクションを促すのが目的なので、ユーザーの動線を設計しましょう。例えば申し込みや問い合わせをしたいと思ったユーザーがすぐに入力フォームに到達できるように画面下部へボタンを設置するのは効果的です。 また、デザインをするときにはユーザーの視線の動線設計をするのも重要になります。グーテンベルク・ダイヤグラムやF型、Z型などの作りで視線誘導を意識したり、矢印やハイライト、画像の強弱などを用いてユーザーの視線が自然に動いていくように仕上げると、ユーザーに負担がない読みやすいLPになるため最後まで伝えたい内容を読んでもらえてコンバージョンにつながります。

⑥更新しやすい設計にする

LPを制作するときには更新しやすいように設計しましょう。デザインもコーディングもすぐに内容を変更する前提で作成するのが大切です。なぜなら最初に制作したLPでの効果は一つの基準となり、目標達成へ向けてそれ以上の効果が出るように運用していく必要があるからです。 具体的には以下のようなことを意識すると良いと思います。
・コンテンツを線や背景で区切って抜き差しやすいデザインにしておく ・値段部分など変わる可能性がある箇所は画像ではなくコーデイングで実装する
  手を出しにくく改善したいポイントを断念してしまってはLPの意義が半減してしまうので勿体ないです。

まとめ

LPを作成して運用していくと、商品やサービスの積極的なプロモーションができます。 ユーザー視点でホームページとは別の独立したデザインで制作することで、心を動かしつつアクションを促すことができます。 そのためにはコンテンツ作りもとっても重要になります。 KOHIMOTOでも、LP制作をコンテンツ~デザイン・コーディングまで一貫して受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。

Web Trends Lab.編集部

KOHIMOTO Inc.所属。トレンドやノウハウ中心にWebサイトを作るための知見を現場から発信していきます👀また、制作したWebサイトでの活用法や、最前線での施策を伺う企業へのインタビューも実施予定。