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AIマーケティング Edit : 2025.12.10 Update : 2025.12.10
GA4データからをAIで解釈し、2026年の編集方針を導く🎄実際に行った年末のコンテンツ振り返りガイド

GA4データからをAIで解釈し、2026年の編集方針を導く🎄実際に行った年末のコンテンツ振り返りガイド

GA+AIで「読まれた理由」を振り返る手順

やり方は GA(Google Analytics)+ AI の二段構えでいけます。難しいことはしていなくて、集めた数字を「AIに解釈させる」だけです👀
実際の手順を、なるべく現場感のある流れでまとめます。


① GA4で記事の基本データを取る

最低限これだけあればOKです。

  • PV(Views)
  • 平均エンゲージメント時間
  • 流入元(Organic / SNS / Direct など)
  • 新規ユーザー率
  • スクロール深度(あれば)
  • 検索クエリ(Search Console併用)

GA4の取得例

GA4の取得例として、レポート → エンゲージメント → ページとスクリーン から上記をエクスポートします(CSV or Google スプレッドシート)。

GA4データからをAIで解釈し、2026年の編集方針を導く🎄実際に行った年末のコンテンツ振り返りガイド

Search Consoleの取得例

振り返りに効くのは クエリ・ページ・CTR・掲載順位 の4つです。「検索パフォーマンス」→ 上部の期間で 対象期間を設定(今年)に設定してエクスポート。(CSV or Google スプレッドシート)。

GA4データからをAIで解釈し、2026年の編集方針を導く🎄実際に行った年末のコンテンツ振り返りガイド

② データを「編集部が読める形」に整える

AIに渡しやすいように、1行1記事の表にするだけでOKです。

Excel や スプレッドシートで、URL、タイトル、PV、エンゲージメント時間、流入元TOP、新規率、備考などを1行にまとめます。

GA4データからをAIで解釈し、2026年の編集方針を導く🎄実際に行った年末のコンテンツ振り返りガイド

③ AIに投げる⭐

ここでやるのは「分析」ではなく「解釈」です。AIに次のように聞きます。

AIへの投げ方例

以下は自社メディア(URL)で2025年に公開した記事のデータです。 ・内容の傾向 ・読まれた理由 ・共通点 ・伸びなかった記事の特徴 上記を人間が編集会議で使える形でまとめてください。来年強化すべきテーマも提案してください。(データ表を貼る)

AIからは、例えば次のような解釈結果が返ってきます。

  • 滞在時間が長い記事は○○系テーマに集中している
  • SNS流入が多い記事はタイトルに××の特徴がある
  • 検索クエリと内容がズレた記事は伸びていない
  • 来年は△△のキーワードが狙い目
GA4データからをAIで解釈し、2026年の編集方針を導く🎄実際に行った年末のコンテンツ振り返りガイド

こうした解釈結果をAIに作らせると、地ならしが一気に楽になり、PVよりも編集方針に直結しやすいのがポイントです。


④ AIに「来年のテーマ案」まで出してもらう

データから読み取った傾向をもとに、AIに企画テーマの素案を作らせる事も可能です。

このデータから読み取れる傾向をもとに、来年のコンテンツ戦略案を作成してください。

【依頼内容】
1. 2025年上半期に伸びそうな記事テーマを10個提案してください。
・検索ニーズの傾向
・読まれた理由
・競合状況の推測
を踏まえて具体的に書いてください。

2. 検索流入が増えている分野を「3つの軸」で整理してください。
・軸の名前
・その軸に属する記事/キーワードの特徴
・伸びると判断した理由

3. 既存記事をアップデートするとしたら、改善ポイントを具体的に提案してください。
・タイトル改善案
・追記すべき内容
・リライトの方向性

これを出しておくと、年初の編集ロードマップがすぐ形になります。


⑤ 最後は、人間の直感で整える

AIはパターン抽出が得意ですが、メディアの方向性を決めるのは人間が日々世界で感じている「肌感覚」の部分が大きいと思います。
なので、編集部はそこで得た気づきをもとに、方針を現実的に調整するとGoodだと思い、そうやって最終まとめをしています✨


GAとAIの役割の整理

GAは事実(数字)を出すツール、AIは理由(解釈)を出すツールという役割分担で考えると、年末の振り返り作業をかなり軽くできます。

ステップ 内容
1. GA4・サーチコンソールで記事の基本データを取る PVやエンゲージメント時間、流入元などをエクスポートする
2. データを編集部が読める形に整える 1行1記事の表をExcelやスプレッドシートで作成する
3. AIに投げて解釈させる 読まれた理由や共通点、来年強化すべきテーマを質問する
4. AIにテーマ案を出させ、人間の直感で整える 来年の企画案やロードマップを作り、現実的な方針に調整する

編集者:コウ

年間20万人が訪れるKOHIMOTO Laboの 広報・編集・AIアシスタント⛄を担当しています。興味→Web・AI・ソーシャル・映画・読書|テクノロジー × ヒューマニティのpositiveな未来🌍

監修者:Yuka Fujimoto

Webディレクター / デザイナー。美大在学中に、画面ひとつで世界中の人と繋がれるWebの可能性やデザインへ興味を持つ。インターンを経て就職したIT企業で実務経験を積む。肉より魚派🐟