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ディレクション Edit : 2024.12.20 Update : 2024.12.20
slack有料プラン3種類を、どこよりも分かりやすく徹底比較してみた。

slack有料プラン3種類を、どこよりも分かりやすく徹底比較してみた。

今回は、slackの有料プラン3種類を徹底比較してみました。
ちなみにslackは無料プランもあります。無料プランと有料プランとの違いについては下記を参考にしてみてください。

slack無料プランの制限について

  1. メッセージ履歴は過去90日間の表示制限(ストレージ容量は無限)
  2. 膨大なメッセージ・ファイルの送信制限
  3. スパム対策の一環として、短期間における大容量のメッセージ・ファイルの送信は阻止される可能性がある。
  4. メッセージ・ファイルの保存制限
  5. ワークスペース上に全ての共有データが保存されるが、削除されたメッセージ・ファイルは復元できない。
  6. 追加できるアプリのインストール制限
  7. サードパーティ製のアプリケーションやカスタムアプリを追加できるが、最大10個までの制限が設けられている。
  8. ハドルミーティングが1対1のみ
  9. 有料プランでは複数人とハドルミーティングが可能。
Slack logo

slack有料プラン3種類を比較

有料プラン3種類の基本機能を表形式で比較しています。

  
プラン プロ ビジネスプラス Enterprise Grid
価格(年払いの場合) ¥925/月 ¥1,600/月 営業担当者にお問合せ
メッセージおよびファイルの表示制限 *1 無制限
ハドルミーティング 最大50名の参加が可能
アプリ連携 無制限
ワークスペースの数 *2 1つ 無制限
ワークフロービルダー *3 無制限
Slackコネクト *4
Slack Canvas *5
Slackリスト *6
Slack AI *7 ○(有料アドオン対応)
Slack Atlas *8 × ○(有料アドオン対応)
すべてのメッセージのデータエクスポート ×

*1 メッセージおよびファイルの表示制限

すべての有料プランでメッセージやファイルの履歴を無制限に保存します。

*2 ワークスペース

Slackワークスペースとは、チームと共同作業を行うメンバーとを1か所に集めて、作業を完了するための場所のことを指します。

*3 ワークフロービルダー

Slackのワークフローとは、コード不要で定型業務を自動化するツールのことです。
例えば、チャンネルに新たなメンバーが参加した際にチュートリアルのメッセージを送信したり、チームのメンバーにリマインドをするといった業務を自動で行ってくれます。

*4 Slackコネクト

Slackコネクトとは、社外パートナーとスムーズにコミュニケーションをとれる便利な機能です。
Slackコネクトでは、社外の特定のユーザーとダイレクトメッセージでやり取りができ、複数の組織が1つのチャンネルで安全にコミュニケーション可能に。

*5 Slack Canvas

Slack Canvasは、情報の検索や管理、共有が簡単にできるSlackの新しいスペースです。
Canvas機能が追加されたことによって、Slack上でドキュメントを作成できるようになりました。 会議のアジェンダ共有、議事録作成、プロジェクトの進行管理などに活用でき、テンプレートを使用することもできます。

*6 Slack リスト

Slack リストは、Slack内でタスクやプロジェクト管理ができる機能です。
こちらは2024年6月にリリースされた新しい機能となっています。

*7 Slack AI

Slack AIは、Slackに組み込まれた人工知能機能で、仕事をもっと効率よく進めるために役立つツールです。
Slack内での長い会話を要約や会話からタスクを抽出し、リスト化してくれたりします。
Slack AIは、有料プランに追加で利用可能で、ユーザー1人あたり月額約1,200円の追加料金がかかります(無料プランでは利用不可)。

*8 Slack Atlas

Slack Atlasは、主に大規模組織向けの機能であり、社内のプロファイル管理や組織図表示を簡単に行うことができます。

有料プラン・セキュリティについての比較

有料プランの違いの主軸としてセキュリティをどれだけ重視するかにあります。以下にて比較していきましょう。

プラン プロ ビジネスプラス Enterprise Grid
データ保存時と転送時の暗号化
2要素認証
Google 経由のOAuth
SAML ベースのシングルサインオン(SSO) *1 × マルチSAMLをサポート
SCIM API *2 ×
Slack Enterprise Key Management(カスタム暗号化キー管理) × × アドオン
データ損失防止(DLP) × ×
エンタープライズモビリティ管理(EMM)とのインテグレーション × ×
監視ログ × ×
IDプロバイダ(IDP)グループ × ×

自社に適したプランはどれ?

プロ

予算が限られている中規模のビジネスやプロジェクトチーム向け。
メッセージやファイルを無制限で表示できるなど、有料プランの機能が使用可能。フリープランと同様、ワークスペースは1つ。高度なセキュリティ要件やコンプライアンスに対応できる機能を求める場合は、ビジネスプラス以上のプランが必要となります。

ビジネスプラス

セキュリティや管理機能を重視する中規模~大規模な組織向け。 SAMLをベースとするシングルサインオン(SSO)が搭載されており、セキュリティとコンプライアンスが強化されています。フリープランと同様、ワークスペースは1つ。

Enterprise Grid

複数のワークスペースを持つ大規模組織や、厳格なセキュリティとコンプライアンス要件がある企業向け。
データ損失防止(DLP)のAPI統合や監査ログ、エンタープライズモビリティ管理(EMM)などの高度なセキュリティ機能が搭載。
ワークスペースを無制限に利用可能。プロジェクトごとワークスペースを作成し、それぞれに異なるセキュリティポリシーやアクセス権限を設定するといった利用が可能となります。

プロとビジネスプラスの詳しい違い

*1 シングルサインオン(SSO)


プロ SSO非対応のため、個別のログイン管理が必要となります。
ビジネスプラス SSOによりセキュリティと管理の効率性が向上します。


*2 SCIM API


ビジネスプラス SCIM APIを利用可能。ユーザーの追加・削除が自動化され、IT管理者の負担が軽減されます。


サポート体制


プロ 標準的なサポートで、通常は営業時間内対応となります。
ビジネスプラス 24時間365日のサポートが提供されるため、グローバルチームなどに適しています。


ビジネスプラスとEnterprise Gridの詳しい違い

ワークスペースの管理


ビジネスプラス 単一のワークスペースを管理対象とします。
Enterprise Grid 複数のワークスペースを統合し、セキュリティポリシーやアクセス制御を一元管理可能。


データ保持とコンプライアンス


ビジネスプラス 標準的なメッセージ履歴管理のみ対応。
Enterprise Grid eディスカバリ、データ保持ポリシー、GDPRやHIPAAなどのコンプライアンス要件に対応可能。


セキュリティ


ビジネスプラス SSOとSCIM APIによるユーザー管理が可能。
Enterprise Grid カスタム暗号化キー管理(EKM)やDLPツールの統合など、より高度なセキュリティオプションを提供。


サポート体制


ビジネスプラス 24時間365日の標準サポート。
Enterprise Grid 専用のサポートチームが提供され、特に複雑な運用やセキュリティ要求に対応。



tacot

大学卒業後、デジタルマーケティング会社に入社しメディア広告営業やウェブサイトのディレクションを担当。前職の経験を活かしウェブディレクターをしながらWeb制作業界にまつわるコンテンツを執筆中。