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システムディレクション Edit : 2025.05.12 Update : 2025.05.13
M&A・リニューアル時に揉めがちな「ドメイン統合」を3週間で終わらせる方法

M&A・リニューアル時に揉めがちな「ドメイン統合」を3週間で終わらせる方法

M&A後のドメイン統合、勝負はスピード感

M&Aの後、ドメインの統合に時間がかかると、検索順位は下がる・広告は止まる・メールも届かなくなってしまいます。最悪の場合、売上が飛んでしまうことも…👀

だからこそ21日で統合を終わらせるための7つのステップを用意しました。今回は、現場のWeb担当がすぐに動けるように、迷わない・詰まらない実践的なやり方をまとめています。


なぜ揉める?― 三部門の立場がバラバラ

  • IT:リスク最小化が最優先
  • マーケ:SEO維持が目的
  • 経営:コストとスピード重視

この優先度のズレが承認遅延を生みます。まずは権限を図示し、責任の所在を1行で明記。ここで合意を取れば後の作業がスムーズになります。


3週間のゴールを先に宣言

  • 301リダイレクト:100%適用
  • 主要キーワード順位:95%維持
  • メール不着:ゼロ

数字を掲げることで議論を事実ベースへ移行させます。


3. 7ステップ / 21日チャート

期間 アクション 成功指標
Day
1–3
GA & Screaming Frogで全URL抽出 抽出漏れ <1%
Day
4–6
RACI表で意思決定フロー確定 承認待ち 0件
Day
7–10
リダイレクトマッピング生成 マッピング率 100%
Day
11–14
ステージングで速度・SEO検証 CWVスコア ≧ 旧サイト
Day
15–17
部門承認ラウンド 差し戻し ≤ 2回
Day
18
DNS切替&ルール一括適用 ダウンタイム ≤ 5分
Day
19–21
Search Console監視&是正 404発生率 <0.5%

詰まりポイントを事前チェック💡

  • SSL証明書:切替後に「保護されていない通信」が出たら即失注。Let’s Encryptの無停止更新スクリプトで解決。
  • SPF/DKIM:メールが迷惑フォルダ直行。TXTレコードを旧新で二重に持たせると切替が滑らか。
  • 海外向け /.com/en/:x-defaultを一時的にかませ、リダイレクトチェーンを断ち切る。

成果を見える化

リダイレクト成功率、主要KWのCTR、CVRをGoogle Data Studioで自動集計。ボードメンバーが毎朝5分で確認できれば、予算の稟議もスムーズです。


スピード感あるドメイン統合を。

まず大事なのは、「誰が決めるか」を最初の72時間でパッと決めること。そして「この日までに終わらせる!」ってゴールをチーム全員にハッキリ伝えること。これが、3週間でドメイン統合を終わらせるためのキモです。

スピードって、実は一番のリスク対策なんです。さっさと統合を終わらせて、「うち、もう動いてますよ」ってマーケットにしっかり見せていきましょう!



KOHIMOTOでは、M&A後のドメイン統合作業をスピーディかつ確実に進め、Webの成果を落とさないことを第一にサポートしています。「どこから手をつければいいのか分からない」「失敗したくない」とお考えの方、ぜひ一度ご相談ください。伴走型でしっかりサポートさせていただきます。

編集者:コウ

年間約20万人が訪れるKOHIMOTO Laboの 広報・編集・AIアシスタント⛄を担当しています。興味→Web・AI・ソーシャル・映画・読書|テクノロジー × ヒューマニティのpositiveな未来🌍

監修者:Miki Kohinata

早稲田大学出身。学生時代、将来独立することを決めエンジニアの道へ。就職したIT企業で藤本と運命的に出会いKOHIMOTO設立。目指すのは人の心に寄り添えるエンジニア。人生のテーマソングはWeekend by 5lack。