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ディレクション Edit : 2020.01.10 Update : 2024.11.07

ライティングする上で、心掛けるといい事。

お恥ずかしいことに、私は今までの人生で自分の意思を文章で書くことを意識せずに生きてきました。
なので文章を書く事は、あまり得意な方ではありません。
でも、何年か社会人をしていく中で、それがとても重要なスキルという事が痛いほど分かりました。
相手の方へ何かを伝える時や、自分たちで何かを自発的に行う際に必要不可欠なためです。

文章を書く際のテクニックや考え方の本『マジ文章書けないんだけど朝日新聞ベテラン校閲記者が教える一生モノの文章術』と『書きたいのに書けない人のための文章教室』を読んだ中でのポイントを自分なりにまとめました!
 
 

注意すべき3つのポイント

 

①同じような表現を繰り返すと文章が平坦になる

 
例文

彼女とは高校時代からの友人だ。女の私から見ても彼女の瞳は魅力的だ。彼女の瞳はいつもクリクリと興味深げに動き、愛くるしい。私も彼女のような瞳の持ち主だったら、と少しうらやましく思う

改善例

彼女とは高校時代からの友人だ。いつもクリクリと興味深げに動く彼女の瞳は女の私から見ても愛くるしい。私もそんな魅力的な瞳の持ち主だったらと、少しうらやましく思う

 

②文章のつなぎは少なく。多くなったら文章を分ける。

 
1つの文は1つの要素で書く。要素が増える場合文を分ける。
つなぎの意味しかない「だが」「ので」「が」「けど」が出てきたら要注意。
 
 

③客観的に観察して文章を書く

 
初めて読む人にとって、分かりやすく気持ちの良く感じるか、客観的に自分の文章を見返してみる。
 
 

テクニックになる6つのポイント

 

①文章は人間の思想を伝えるものという事を意識して書く

 
思想は「状況」「行動」「変化」の要素で組み立てられることが多い。
上記3つの要素は順序を守らなくて良い。
 

めずらしいかもしれないがキッチンが付いている職場で働いている。(状況)
そこで私は毎日お昼ご飯をつくっている。(行動)
仲間と手作りの美味しいランチを食べると、(状況)
リフレッシュになり、午後の仕事も頑張れる。(思想)

 

②受動態は大まかな情報を伝えるときに便利

 

自然災害が続いたのを機に、災害予知の必要性が求められている

 
だれに?っていう主語が無くても違和感がない。
 
 

③言いたいことや好きな事、印象深い事を先に書く

 
自分が言いたいことや印象に残ったことを先に書くことで、その文章に個性がでる。
例えば海の思い出の事をかくときに。「海と言えば学生時代に行った場所が思い出される。」では「山」でも「川」でも当てはめることができ読み手はあまり興味がわかない。
「水着をバックに忍ばせ学校帰りに行った湘南の海は最高だった。」など自分が感じた事を先に書くことで印象的な文章になる。
 
 

④5W1Hを意識して書く

 
中でも一番重要なのは「Why」。
読む人が「なぜ」「どうして」と思う所をきちんと説明する事
「Why」を意識すれば、自分の思想を文章として表現することができる。
 
 

⑤あるがままの情景を書く

 
その時の状況を読み手と共有したい場合は、あるがままの状況をよく観察して(思い出して)書くことは有効的。
 

公園の横にある喫茶店のマスターは口ひげを貯えていた。
置いてあるピアノや古い本はセピアがかっていて、
まど差し込む太陽光にほこりがキラキラと舞っている。

 

⑥スリムな文章は力強い

 
長く回りくどい言い方をするよりも、必要な言葉を短く言う方が力強い。
 
 
【参考文献】

 

Yuka Fujimoto

美大にいた頃に画面ひとつで世界中の人と繋がれるWebの機能性やデザインへ興味を持つ。インターンを経てIT企業へ就職後、そこで出会った小日向とKOHIMOTOを立ち上げる。ズーキーパーが得意。