多忙な記者に選ばれるプレスリリースとは、「この情報には価値がある」「有益だから読者に伝える必要がある」と判断されたものです。つまり、プレスリリースでは、ニュースバリュー(情報価値)*の有無を意識することが非常に重要です。
そのために、プレスリリースの中では、このニュースバリューがどの部分になるのか、最も重要なポイントや必ず認識してほしい価値は何なのか、を常に明確にしておく必要があります。
*ニュースバリューとは、「報道に値すると認められるニュースの価値」のことを指します。
プレスリリースのトピックを決める際には、「このプレスリリースを記事にしたいだろうか?」と自身が記者であるかのような視点を持つように心がけましょう。
ニュースバリューの指標には次の6つがあります。
新商品発売やイベント開催、季節が関連するプレスリリースを送る際には、メディアにもよりますがおよそ1ヶ月前を目処に、適切なタイミングで送付する必要があります。
メディア関係者は、締め切りを軸に仕事を進めているため、社内会議に間に合わなくなる可能性や、時期が早すぎてもピックアップされることが難しくなるためです。
作成したプレスリリースの情報を必要としているメディア、興味を持ってもらえるメディア、想定するターゲット層の読者が多く存在するメディア、など配信先のメディアは適切に選定しましょう。
メディアの選定する際には、メディアのコンセプト、掲載しているトピックの傾向、読者層、サイトの知名度や発行部数なども指標とします。
中小企業がメディアに掲載されるコツは、掲載実績をコツコツ積み上げていくことです。
掲載後は、SNSや自社サイトやオウンドメディアなどでも発信することを忘れずに行いましょう。1つの掲載実績が信用を生み、次の掲載にも繋がりやすくなります。
プレスリリースは一度配信したら、後戻りはできません。社内でもチェック体制を整え、複数名で確認をしましょう。
tacot
大学卒業後、デジタルマーケティング会社に入社しメディア広告営業やウェブサイトのディレクションを担当。前職の経験を活かしウェブディレクターをしながらWeb制作業界にまつわるコンテンツを執筆中。
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