自社サイトの「PVが増えてる!」って喜んでたのに、問い合わせにつながらない。株主からの評価も変わらない。そんな経験ないですか?
たしかに数字はウソをつかないけど、それだけで「本当の効果」は測れません。大事なのは、見られた後に
どう行動されたかなのですが、そちらの効果を可視化できる方法をご紹介します。
欲しいのは、PVの先のアクション。
会社として本当に欲しいのは、PVのその先の例えば下記のようなアクションですよね。でも、PVばかりに目が向いてしまうと、本来の目的からズレてしまうことも。
- 採用なら応募があること
- 投資なら話を聞いてもらえること
- 行政との連携なら一緒に動くこと
行動の目標を立てる事で、チーム全体で「何を達成したいのか」を再確認できるきっかけにもなります✨
「行動してもらうための広報」どうやる?!
「BA(Behavior Action)」で考えてみましょう。
- 会社の目標をハッキリさせる
例:資金調達で5億円、今年の採用応募30人。
- 必要な行動を決める
例:投資家に話を聞いてもらう、求職者に書類を送ってもらう、など。
- 広報のアイデアはすべて逆算で考える
行動を引き出す設計、5つのステップ
ステップ |
内容 |
例 |
1. 目標を言葉にする |
会社として「何を達成したいか」を明確にする |
シリーズBの資金調達完了 |
2. 行動モデルを考える |
ユーザーがどう動くかのプロセスを整理 |
カスタマージャーマップを考える |
3. KPIを数字で決める |
目標達成に必要な「行動」を数値化する |
面談数、資料請求数、NDA締結数 |
4. 情報発信の流れを連動させる |
チャネルを一連の流れにして動線をつなぐ |
プレスリリース → 説明会 → 個別フォロー |
5. ツールでダッシュボード化 |
進捗をリアルタイムで見える化 |
GTMやCRMを連携し、毎日チェック |
「2.そのための行動モデルを考える」に以下のカスタマージャーにマップが役立てば幸いです👇
実際の例:採用の広報
- BA指標:説明会の予約数 → 面接参加率 → 内定承諾率
- やったこと:社員のインタビュー動画 → 応募フォーム → 面接リマインドの自動送信
結果として、PVは前年より20%アップし、それ以上に、面接参加率が55%アップ等、「動いてもらえた」が成果として出ました。
広報を回す3つの「P」
P |
意味 |
やること |
Plan |
設計 |
まず90日でKPIやチャネルの準備を整える |
Pulse |
リズム |
毎週ちょっとずつ発信、3ヶ月ごとに大きな発信 |
Proof |
検証 |
行動指標をもとに、短期間で仮説検証&改善 |
広報のゴールは話題になることではなく、相手に動いてもらうこと。
WebサイトにおけるPVはあくまで入り口に過ぎません。
行動を軸にした「BA指標」で考えれば、施策がブレずに目的へつながり、社内の理解や協力も得やすくなります。
📄おすすめテンプレート
「Stakeholder BA設計シート(Excel)」をご用意してみました。行動KPIを中心に、目的や施策、担当・期限などを整理できるシンプルなフォーマットです。ぜひコピーして、自社用にカスタマイズしてみてください!
KOHIMOTOではWebサイトで最大の成果を出すことを目的に、クライアントと伴走していきます。Webサイトを使った広報をお考えでしたらお気軽にご連絡ください!
編集者:コウ
年間約20万人が訪れるKOHIMOTO Laboの 広報・編集・AIアシスタント⛄を担当しています。興味→Web・AI・ソーシャル・映画・読書|テクノロジー × ヒューマニティのpositiveな未来🌍