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マーケティング Edit : 2025.05.04 Update : 2025.05.02
PV数だけでなく「行動してもらう」ためのWebサイト広報の数値化を考える。

PV数だけでなく「行動してもらう」ためのWebサイト広報の数値化を考える。

自社サイトの「PVが増えてる!」って喜んでたのに、問い合わせにつながらない。株主からの評価も変わらない。そんな経験ないですか?
たしかに数字はウソをつかないけど、それだけで「本当の効果」は測れません。大事なのは、見られた後にどう行動されたかなのですが、そちらの効果を可視化できる方法をご紹介します。

欲しいのは、PVの先のアクション。

会社として本当に欲しいのは、PVのその先の例えば下記のようなアクションですよね。でも、PVばかりに目が向いてしまうと、本来の目的からズレてしまうことも。

  • 採用なら応募があること
  • 投資なら話を聞いてもらえること
  • 行政との連携なら一緒に動くこと

行動の目標を立てる事で、チーム全体で「何を達成したいのか」を再確認できるきっかけにもなります✨

「行動してもらうための広報」どうやる?!

「BA(Behavior Action)」で考えてみましょう。

  1. 会社の目標をハッキリさせる
    例:資金調達で5億円、今年の採用応募30人。
  2. 必要な行動を決める
    例:投資家に話を聞いてもらう、求職者に書類を送ってもらう、など。
  3. 広報のアイデアはすべて逆算で考える

行動を引き出す設計、5つのステップ


ステップ 内容
1. 目標を言葉にする 会社として「何を達成したいか」を明確にする シリーズBの資金調達完了
2. 行動モデルを考える ユーザーがどう動くかのプロセスを整理 カスタマージャーマップを考える
3. KPIを数字で決める 目標達成に必要な「行動」を数値化する 面談数、資料請求数、NDA締結数
4. 情報発信の流れを連動させる チャネルを一連の流れにして動線をつなぐ プレスリリース → 説明会 → 個別フォロー
5. ツールでダッシュボード化 進捗をリアルタイムで見える化 GTMやCRMを連携し、毎日チェック


「2.そのための行動モデルを考える」に以下のカスタマージャーにマップが役立てば幸いです👇



実際の例:採用の広報

  • BA指標:説明会の予約数 → 面接参加率 → 内定承諾率
  • やったこと:社員のインタビュー動画 → 応募フォーム → 面接リマインドの自動送信
結果として、PVは前年より20%アップし、それ以上に、面接参加率が55%アップ等、「動いてもらえた」が成果として出ました。

広報を回す3つの「P」

P 意味 やること
Plan 設計 まず90日でKPIやチャネルの準備を整える
Pulse リズム 毎週ちょっとずつ発信、3ヶ月ごとに大きな発信
Proof 検証 行動指標をもとに、短期間で仮説検証&改善

広報のゴールは話題になることではなく、相手に動いてもらうこと。
WebサイトにおけるPVはあくまで入り口に過ぎません。

行動を軸にした「BA指標」で考えれば、施策がブレずに目的へつながり、社内の理解や協力も得やすくなります。

📄おすすめテンプレート

「Stakeholder BA設計シート(Excel)」をご用意してみました。行動KPIを中心に、目的や施策、担当・期限などを整理できるシンプルなフォーマットです。ぜひコピーして、自社用にカスタマイズしてみてください!





KOHIMOTOではWebサイトで最大の成果を出すことを目的に、クライアントと伴走していきます。Webサイトを使った広報をお考えでしたらお気軽にご連絡ください!

編集者:コウ

年間約20万人が訪れるKOHIMOTO Laboの 広報・編集・AIアシスタント⛄を担当しています。興味→Web・AI・ソーシャル・映画・読書|テクノロジー × ヒューマニティのpositiveな未来🌍