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システムディレクション Edit : 2023.03.06 Update : 2024.11.07

日本製のヘッドレスCMS「microCMS」を活用する5つのメリット

APIベースの日本製ヘッドレスCMS、microCMSについて紹介していきます。
そもそもヘッドレスCMSとは?開発・運用コストをどのように削減できるの?というところからご説明していきます。
CMSについての記事もあわせてご覧ください。

CMSって何?主な種類や特徴、導入するメリットを解説 – KOHIMOTO LABO

 

ヘッドレスCMSとmicroCMS

ヘッドレスCMSとは?

CMSとは、Content Management Systemの略で、コンテンツ管理システムのことです。ヘッドレスCMS(headless CMS)とは、ヘッド = ビュー、つまり見た目部分の機能を持たないCMSを指します。
WebサイトやWebサービスの表示するための機能がなく、コンテンツを管理することに特化したCMSです。

具体的にはユーザーには見えないところで機能しているバックエンドのCMS機能とユーザー側から見える部分を生成するためのフロントエンドの表示機能を分離し、APIを介してデータを提供する形式です。そのため、ヘッドレスCMSはWebサイトだけでなく、モバイルアプリやIoTデバイスなど様々なデバイスに対応することができます。
フロントエンド(=ヘッド)を持たないCMSのため、ヘッドレスCMSと呼ばれています。

では、見た目のデザインに当たる部分はどうするのでしょうか?
こちらは開発の必要があります。
ヘッドレスCMSを選ぶことで、コーディングの自由度が高められることや表示速度が速いというメリットがあります。








コンテンツをAPIから取得し、サイトやアプリ内の任意の箇所のみCMS化が可能です。例えばお知らせ欄や画像スライダー部分のみを管理画面から操作することができます。

microCMSとは?

microCMSとは、株式会社microCMSが運営している、APIベースの日本製ヘッドレスCMSです。
microCMSの公式サービスサイトを見ると、日本の大手企業を含め5,000社以上が使っていることがわかります。

料金は、無料プランもありますが機能が制限されています。
その他の有料プランでは14日間無料トライアルがあるようなのでプロジェクトに応じて、プランの選択が必要になります。

microCMSの特徴とメリット

日本製、日本語のCMS

開発会社が日本の会社なので、UIやドキュメント、サポートなどが完全に日本語であるという点はメリットです。

誰でもかんたんに更新が可能

見やすいUIで、直感的な操作が可能です。
ノーコードでエンジニアの手を借りず誰でも更新できることから、「5日間かかるコンテンツの更新をたった1時間に」というキャッチコピーを掲げているそうです。

運用工数削減

運用工数を削減できる理由は2点あります。
まず一つ目は、サーバー構築・保守をする必要がない点です。
また、レビュー機能で管理画面内での上への確認フローが整っています。

複数デバイスと複数チャネルで活用可能

サイト、アプリ、サイネージ、音声デバイスなどさまざまなデバイスのコンテンツを一括管理できます。
同じコンテンツをWebページ、モバイルアプリ、電子メール、スマート家電など複数のチャネルに配信したいというケースはよくあります。
また多くの企業では、サービスを提供するエリアに合わせて、同じタイプのコンテンツを異なる言語で配信する必要があります。
従来型のCMSでは、すべてのチャネルやデバイスにコンテンツを配信することは難しいことでした。ヘッドレスCMSでは、デバイスやチャネルによって、表示する方法を選択できるので、マルチデバイスやマルチチャネルへ配信するコンテンツの管理が可能です。
作成したコンテンツを再利用して展開する効率的な方法としてもヘッドレスCMSは利用できます。

表示速度が速い

最新のWebフロントエンド技術Jamstackと相性が良いので表示速度の速いサイト構築が可能になります。

Jamstackとは
事前にデータを埋め込んだ静的HTMLとJavaScriptをベースに、完全に分離したサービスやシステムのAPIを通じて動的コンテンツを扱うWebアプリ・WebサイトのアーキテクチャをJamstackといいます。
静的HTMLとJavaScriptをベースにすることで、CDNで配信でき、Webサーバーの管理や運用をなくせます。大量のアクセスに強く、高速に配信でき、セキュリティ面とコスト面でも有利です。“
引用元:Jamstackとは? | 株式会社ピクセルグリッド
https://note.com/jun_saq/n/nb054265cac5d

 

開発プロセスの効率化

従来の開発手法では、ワイヤーフレーム作成→デザイン→コーディング→開発の一連の流れを終えてから、やっとコンテンツの作成となります。
ヘッドレスCMSでは開発と並行して行うことも可能になり、プロジェクトを進める上でのプロセスの効率化が可能です。

ヘッドレスCMSが注目される背景

昨今企業におけるWebサイト制作でヘッドレスCMSに注目が集まっている背景として、従来のCMSよりも手軽に更新・導入が可能なところにあります。
更新箇所のみをCMS化すれば、サイトの表示速度も遅くなりませんし、自社でサーバを用意する必要が無く攻撃などのセキュリティ面もリスクが抑えられます。

microCMSの始め方

1.アカウント登録

アカウント登録画面からアカウント登録
登録後送られてきた、メールアドレスに記載された確認コードを入力できればアカウント作成は完了

2.サービス登録→API作成→コンテンツ入稿

無事にアカウント登録が済んだら、サービス→API→コンテンツと順に作成していきます。
詳しくは、microCMSのチュートリアルをご覧ください。

microCMSがWeb制作にもたらすメリット

microCMSは、Web制作に多くのメリットをもたらすCMSの一つです。
様々なフロントエンド技術との親和性が高いため、Web制作において高い柔軟性を発揮ます。また、シンプルで使いやすいインターフェイスを備えており、コンテンツの作成や編集を素早く行うことができます。
複数のユーザーが同時にコンテンツを編集できる機能を備えているため、チームでWwbサイトを運用したい場合や、手軽に素早くWebサイトを公開したい場合に使ってみてはいかがでしょうか。

KOHIMOTOでは、microCMSを用いたWebサイト制作も承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

KOHIMOTO LABO

東京・吉祥寺でKOHIMOTO Inc.というWebサイト制作の会社をやっているエンジニアとデザイナーが、発信を通して成長していくためのラボ🧪 IT企業出身。サイト制作を通じて微力ながら社会が良くなる手助けをしたいと思っている。