画像形式WebPの解説に引き続き、今回は動画形式WebMに関する解説記事となります。
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動画形式WebMとは?
WebM形式は、
Google が開発した
動画ファイル形式です。
軽量さと高品質を両立することを目標としており、ファイルの拡張子は<
.webm>です。
WebMは、mp4動画ファイルなどと並んで紹介されることが多いファイル形式となります。
透明な背景にも対応しているため、
背景が透明なビデオを作成する場合はWebM が唯一のソリューションです。
2011年に、GoogleはすべてのYouTube動画をWebMに変換することを発表しています。
WebM形式の特徴
- ロイヤルティフリーで、オープンな圧縮方式で構成されている
- Google Chrome、Mozilla Firefoxなど、ほとんどのHTML5環境ブラウザに対応
WebM形式を使用する際のメリットとデメリット
メリット①ファイルサイズが軽量
mp4ファイルよりも圧縮効率が良く、同じ画質でおよそ2分の1のファイルサイズに軽量化できます。
メリット②ブラウザでの動画再生が可能
Internet Explorer、Google Chrome、Mozilla Firefox、Opera、Safariなどのウェブブラウザー上で最新バージョンによってサポートされているため、ブラウザでの動画再生が可能です。
使用ブラウザにドラッグ&ドロップすることで、簡単に再生ができます。
続いて、デメリットについて。
デメリット①互換性が低い
mp4が基本的にどんなメディアプレイヤーでも再生できるのに対し、WebMを再生できるメディアプレイヤーが限られているという問題があります。
※VLC Media Playerなどのフリーソフトを使用することでWebMファイルは再生可能
デメリット②環境に左右される
ネット環境が悪いと動画がスムーズに再生できない可能性があります。
WebMかmp4どちらを使用すべき?
ブラウザで見る動画であれば、
mp4よりもWebM形式の方が、ファイルサイズも小さく画質も良いため、おすすめです。
スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスで動画を再生する場合、ダウンロードや変換作業を行う時はMP4が最適だと言えます。
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KOHIMOTO LABO
東京・吉祥寺でKOHIMOTO Inc.というWebサイト制作の会社をやっているエンジニアとデザイナーが、発信を通して成長していくためのラボ🧪 IT企業出身。サイト制作を通じて微力ながら社会が良くなる手助けをしたいと思っている。