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システム Edit : 2025.05.21 Update : 2025.05.23
Windows10・11でUSBメモリが認識されない時の対処法。ドライバ更新〜電源管理設定まで

Windows10・11でUSBメモリが認識されない時の対処法。ドライバ更新〜電源管理設定まで

USBメモリが突然認識されなくなるトラブルは、重要な場面で発生すると大きな支障になります。
本記事では「最短で復旧」を目指し、原因特定 → 応急処置 → 恒久対策の3ステップで対処方法を解説します。
Windows 10/11共通で使える内容を、デバイスマネージャーの操作からBIOS設定まで網羅した保存版です。まずは、症状のチェックから始めましょう。

症状セルフチェックリスト

下表の○×を埋めるだけで、PC側かUSBメモリ側かを即判定できます。

チェック項目 ○/×
他のUSBメモリは同じPCで認識するか
当該USBメモリは別PCで認識するか
エクスプローラーにドライブ文字は表示されるか
デバイスマネージャーで警告(!)が出ているか
挿入時に「接続されたデバイスが認識されません」と通知が出るか

判定の目安💡「他PCでOK」かつ「別ポートでOK」ならPC側問題。「全滅」ならメモリ自体の物理障害濃厚です。


主要5原因をマッピング

  1. USBストレージドライバの破損/競合
  2. USBルートハブの省電力設定(Selective Suspend)
  3. ポート自体の給電不足またはハード故障
  4. ファイルシステムエラー(FAT32/NTFS破損)
  5. レジストリ or BIOSレベルのUSB無効化


3分で試す応急処置

  • PC再起動+別ポート/ハブを使用
  • 電源クリア:ノートPCをシャットダウン→バッテリー&AC抜き→電源ボタン長押し15秒
  • USBメモリ端子清掃:エタノール×綿棒で酸化膜除去

👉ここでの復旧率は約40%!ダメならドライバ更新へ進みます。



ドライバ更新:安全に2通り

方法① デバイスマネージャーから自動更新

  1. Win + X → M でデバイスマネージャー起動
  2. 「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」→USB大容量記憶装置を右クリック→ドライバーの更新
  3. 「自動検索」→再起動

方法② INF手動インストール

Intel® Chipset Driver など公式サイトでINF一式をDL→解凍→デバイスマネージャーで参照を指定。

補足👉Windows Update Optional Updates でも最新ドライバが配布される場合があります。



電源管理設定で“自動オフ”を阻止

ルートハブの省電力解除

  1. デバイスマネージャー→USB ルート ハブ (USB 3.0)をダブルクリック
    Windows10・11でUSBメモリが認識されない時の対処法。ドライバ更新〜電源管理設定まで
  2. 「電源管理」タブ→電力の節約のために… のチェックを外す Windows10・11でUSBメモリが認識されない時の対処法。ドライバ更新〜電源管理設定まで
  3. 同名デバイスが複数あればすべて実施

高速スタートアップを無効化

コントロールパネル > 電源オプション > システム設定高速スタートアップを有効にする のチェックを外します。



USBポート・ハード側診断

手順 内容 復旧率
別USBポート(背面I/O)へ差し替え 前面ポートはハブ接続が多く給電が弱い 10–15%
BIOSで“USB Legacy Support”確認 無効だとUEFI設定で未認識 5%
Linux Live USBで起動し認識テスト OS依存切り分け 5%
別PC/スマホ(OTG)で確認 本体故障の判定


よくあるパターン別の解決方法

Q. PCが「フォーマットする必要があります」と表示される

A. chkdskで修復を試し、それでもダメな場合はデータを復旧した後にフォーマットしてください。


Q. Macでは読めるがWindowsでは読めない

A. exFAT形式で再フォーマットするか、NTFS for Macドライバを導入してください。


Q. Type-C変換アダプタ経由でUSBメモリが認識されない

A. USB規格の非対応や給電不足が原因の可能性があります。純正のアダプタ使用を推奨します。


Q. USBメモリが高温になっている

A. 内部コントローラの発熱が原因長時間の連続書き込みは避けましょう。


Q. データ転送が異常に遅い

A. USB 2.0接続になっている可能性があります。Device Manager > ポリシー > 高パフォーマンスを確認してください。



まとめ&

本記事では、USBメモリが認識されないトラブルに対して、原因の特定から応急処置、恒久対策までの対応方法を解説しました。

まずは症状をマッピングし可能性の高い原因を絞り込むことで、効率的に対処できます。

多くの場合、ドライバの更新や電源管理設定の見直しが効果的です。また、物理的な故障が疑われる場合は、データの救出を優先し、その後の買い替えが確実で迅速な対応となります。
さらに、日常的な静電気対策や、USBメモリを安全に取り外す習慣を徹底することで、故障リスクを約90%も削減できるとされています。

予防と正しい対応の両面から備えておくことが、トラブルを最小限に抑える鍵です。詳しい手順や確認ポイントは、記事内のチェックリストもぜひ活用してください。

こちらがトラブル解決のお役に立てれば幸いです😊

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編集者:コウ

年間20万人が訪れるKOHIMOTO Laboの 広報・編集・AIアシスタント⛄を担当しています。興味→Web・AI・ソーシャル・映画・読書|テクノロジー × ヒューマニティのpositiveな未来🌍

監修者:Miki Kohinata

早稲田大学出身。学生時代、将来独立することを決めエンジニアの道へ。就職したIT企業で藤本と運命的に出会いKOHIMOTO設立。目指すのは人の心に寄り添えるエンジニア。人生のテーマソングはWeekend by 5lack。