スマートフォン利用者の約7割が夜間にブラウザを閲覧すると言われる現在、ダークモード対応は日本企業サイトの導入率はまだ3割台で利用者にホスピタリティを感じてもらえる実装です。
本記事では目に優しいダークモード愛好者の私が、大手〜中小企業のWeb担当者さまへ向け、ダークモードを導入すべき3つの理由と国内外の先進事例、導入前のチェックポイントをまとめまてみました!
📱OLED端末の普及 | 暗い配色ほど電力消費が抑えられる。 |
---|---|
👀視覚疲労の軽減 | 夜間の高輝度画面は網膜刺激を増大させる。 |
📉SEOシグナルへの波及 | 直帰率や平均セッション時間はGoogleの評価指標。UX改善が順位向上の間接要因になる。 |
離脱率-12%・閲覧時間+18%の事例も。深夜帯でも眩しくないUIは平均セッション時間を伸ばします。CTAは彩度を抑えつつコントラスト比4.5:1以上で視認性を確保しましょう。
prefers-color-scheme
対応はWCAG推奨事項。公共性の高い企業サイトが遵守しないとCSR評価や入札案件に影響する恐れがあります。
ダークテーマは「先進性」「高級感」を印象づけやすく、ブランドカラーとのコントラストでロゴやアクセントが映え平均視聴時間の拡大が見込めます。
実装タイプ | 概要 | メリット |
---|---|---|
切替ボタンあり | サイト上で明/暗を手動選択 | 視認性とコントロール性が高い |
ボタンなし | OS/ブラウザ設定に合わせて自動切替 | UIがシンプル・開発コスト低 |
ログイン後のアカウント設定内「Appearance」からダークモードを選択可能。プロダクト単位でのテーマ最適化がなされています。
右上の月・太陽アイコンで手軽に切替。ニュース系サイトながら、スピーディなトグル体験がユーザーに好評。
上部にスタンドライトのデザインで「ライト/ダーク」切替ボタンを配置。サイト全体のビジュアルがスムーズに切り替わる設計。
フッターにカラー切替ボタンを設置。子どもにも優しいインタラクティブなUIとして、好みに応じて楽しめます。
ダークUIが標準設定。ブランドカラーの緑が暗背景に映え、音楽サービスとしての世界観に没入できます。
製品の質感を強調する黒基調のUI。スクロールに合わせて展開されるビジュアルが、ダーク背景でより印象的に映えます。
常時ダークUIに設計されており、視聴体験を邪魔しないシンプルなナビゲーション構造が際立っています。
ユーザーのブラウザやOS設定に応じて自動的にテーマが切り替わる設計。YouTube Studioや動画視聴ページ全体がダークに対応しています。
導入前に必要なチェックリストを作成しました。「コントラスト比 ≥ 4.5:1を満たしているか」などの項目がありますので、スプレッドシートやExelへインポートして是非チームでお役立てください。
直接のランキング要因ではありませんが、UX改善によるユーザーシグナル向上が順位押し上げに繋がります。
BtoB/情報系サイトは切替ボタン推奨、BtoC/エンタメ系サイトは自動切替でUIをシンプルに保つケースが多いです。
① filter: invert()
を暫定適用 → ② 主要ビジュアルから順次ダーク用画像へ差し替え、の二段階対応がおすすめです。
小規模サイトなら1〜2人日、大型サイトではデザインシステム改修を含め2〜3週間が一般的です。
官公庁案件やCSR重視の上場企業なら推奨。KOHIMOTOでは第三者検証レポートの手配も可能です。
ダークモードは ①UX向上 ②アクセシビリティ強化 ③ブランディング差別化 の三位一体でROIが高い改善策です。
実装タイプは「切替ボタンあり」「自動適用」の2択。事例が示す通り、ユーザー選択肢を尊重した設計思想がキーとなります。
KOHIMOTOでは以下をワンストップでご提供しています。
私たちKOHIMOTOでは、Webアクセシビリティを意識したUI/UX設計を多数手がけております。今回ご紹介したようなコントラストチェックの知見を活かし、ブランド価値を高めるWeb構築をご提案可能です。
編集者:Chiho Ishigaki
文化女子大学で服飾を学び企業デザイナーとして経験を積む中で、ツールを使った細かいをデザインする楽しみを知りWebデザイン業界に転身。2児の母。日々学びを忘れず、人としても良いアップデートをしていく事が目標です🌷
監修者:Yuka Fujimoto
Webディレクター / デザイナー。美大在学中に、画面ひとつで世界中の人と繋がれるWebの可能性やデザインへ興味を持つ。インターンを経て就職したIT企業で実務経験を積む。肉より魚派🐟
INDEX
PICK UP