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カルチャー Edit : 2024.11.05 Update : 2024.11.06

高校生に戻ってもう一度進路を選ぶとしたら?「令和元年の人生ゲーム」を読んだ感想②

この時代に進路を決める難しさ。


みき進路を決める難しさって、当人たちの問題だけでもない気もしてきて。
っていうのも、社会の教育のシステム的に、小さい時は好きなことすればいいよって言われて育って、でも学生になったらみんなが同じ勉強してテストでいい点取るっていうのが評価基準だから、それに向かっての勉強っていうのに自然となって、で受験して良い大学に行きなさいっていう仕組みの中で育ってるよね。
それが昔だったら良い大学行って良い就職先って明示されるのは分かりやすいゴールみたいな感じだけど、自分の好きな事よりも勉強を優先してって過程は変わらないのに、良い大学とか行ったはいいけど、仕事はじゃあ好きなことやっていいんですよってなったら、そりゃ迷うよなていうのは思った。
ゆか確かにね。
みきでももっとバブルとかよりも昔だったら、自営業だったり、あと農業とかそういう第1次産業みたいなのが今より発展してたと思うから、仕事も結構家でやってる家庭も多かったのかなって思って。
ゆか子供も手伝うみたいなのも多そうだよね。
みきそう、一緒にやったりとかして、仕事がどういうものかっていうのが子どもの頃から見えてたし、その仕事を通してどうやって自分の親とかがお金稼いでそれが自分にどういう影響をもたらしてるかっていうのが見えやすかったのかなって思って。
でも今はサラリーマンが多いから、より仕事っていうのが想像しづらいし、自分が学んできた過程からどうつながるのかっていうのが分かりづらくなっているのかなって思って。
ゆか多分仕事って好きなことや楽しいことばっかなわけは多分どんな仕事もなくて、でも泥臭さじゃないけど仕事が大変なことではあるぞってのは多分見えてはいたよね。
大変だからこそ、好きな事が少しの時間でもあれば、耐えられるじゃないけど。
みきそうだね。生活に密着して仕事があるっていうような事を実感していたのかなって思って。
でも、じゃあどうすればいいんだろうって感じではあるんだけど。
大人の仕事が子どもに見えてるといいのかな?って思ったけど、実際は私たちの仕事とかも、子どもに見せるっていうのは…
ゆか家でめっちゃ一心不乱にパソコンを…
みき血眼でパソコンで必死になってるところとか見ても、何してんだろって感じではある。笑

挑戦的フローを自分で生み出せる仕事が、後悔しない選択?


ゆかそう、いとこが高校生なんだけどさ、今受験生なのかな何か分かんないみたいな感じで言ってて。
自分が今その歳になったりとかしたら何をどう選ぶのかなって思った。
みきうん、でも私はこの性格で、その当時に戻っても多分やっぱなんか同じような…
めっちゃこれになりたいとかがあんまなかったタイプの人間だから。結局今の自分みたいな風になるかなって思って。
ゆか戻っても、何か専門的な知識をつけよって思って、専門学校とかには行かずに大学とか行ってってことだよね。
みきそう、それでどちらかというと会社に入るっていうより起業って思ったから、じゃあ起業できるためのステップをってそこでやっと考えて、踏んでいこうみたいな。
ゆかそうだよね。よくさ、その若い人に、好きや得意を仕事に、みたいな感じで大人はアドバイスするのかなって思うんだけど、私的にはそれはちょっと無責任というか説明不足なんじゃないかなって思って。
好きなことばっかりしていいんだったら、お金に換算できない事とかも多分あると思うし。

それで何と答えればいいのかなって考えた時に、これも本当に私の自論なんだけど、好きなこととか得意なことっていうのがみんな生まれた時から全然違う特性を持ってて何かしらは多分あったりすると思う。子どもとかやりたいことだらけだし。
あとは、学校で数学とか社会とか勉強をやっていく中で自分これ得意だなっていうのはあったとして、それと社会の需要が何か交わってるところを仕事にするのがいいんじゃないかなって思って。
この時代に進路を決める難しさ。「令和元年の人生ゲーム」を読んだ感想②
で、なんかこの間話したブルーロックや他の本でも書いてあったんだけど、能動的に行う没頭が人生の充実に結構重要な時間で、それのプロセスには自分ができる課題のちょっと難易度高めっていうのを報酬ありきでクリアしてのが必要らしく、ブルーロックではそれを”挑戦的フォロー”っていわれてるんだけど、それを仕事とか自分の人生で置き換えることもできるのかなって思ってて。
その挑戦的フローを自分で生み出せる仕事が結構後悔しない選択なのでは?って思ったんだけど。
みき難しいね。人によってはどんな仕事についても、そういうのを自分で設けられる人もいると思う。
でもやっぱりそもそもその仕事に興味がなかったり、好きじゃなかったらそれを作るのも難しいと思うから。
ゆかみきちゃんが前コーディングやってる時間が必要な時間で、音楽とか聞きながら時間を忘れて、それをやるの好きなんだよねみたいな感じで私に話してくれて、それは多分仕事してる中で私もにあるなって思ってて。
自分にとってそういう時間が多くある仕事内容だったから、結構満足してるのかなって思った。
みき確かに、得意な事と社会の需要みたいな話あったけど、挑戦的フローがあるぞって思って仕事を選んではなかったけど、よくよく考えると私数学と英語が得意だったから好きだったのね。だから、多分この仕事も若干自分が得意なことに関連してはいたかなって思って、そうじゃない人よりは、向いてる多分嫌にならないのかな、ってちょっと思った。

こと自分の人生において、俯瞰視点はいらないかも。


ゆか何かブルーロックの言葉をずっとある言葉みたいに使ってるけど笑、挑戦的フローって言い換えると「自分の人生に没頭する」みたいなことなのかなって思って、そう思うと自分の人生を俯瞰する視点ってあんまりなくてもいいんじゃない?ってちょっと思ったかな。
この本の登場人物ってすごい俯瞰してた気がして。
みきそうだね。みんな俯瞰してたね。
ゆか自分の人生って、自分しか見られないし自分しか感じられないし、自分だけのものではあるはずなんだけど、それを俯瞰してみてもあんまり幸せなことってないような気がして。
ちょっと違うかもしれないけど、親ガチャとかが結構俯瞰視点の概念だなとかも思って。何か当たり外れみたいなのってその他と比較してのことで、親の存在って変えられないことではあるじゃん。だからそんな俯瞰視点で見る必要はなくない?って思ってて、そんなに自分の人生を俯瞰したら、じゃあ誰があなたの人生を生きるの?って。

多分、周りと比較して事業とかを成功させるためにはとか細かい部分のプロセスでは俯瞰するのって大事な気がするんだけど、こと自分の人生においては「幸せに生きる」ってことが目的だとしたら、その視点で見る必要はあまりないかなって。
みきそうだね。この本の登場人物に対しても、分かるっていうところも結構ありつつ、もっと自分をさらけ出したり、人から別にこの人醜いなって思われてもいいじゃん。っていう風に思ったりしてるところもあったから、そういう意味で進路決める時とか、幸せになりたいっていう時に、人のことはあんまり気にしなくていいと思う。
ゆか自分もそうやって言っておいて俯瞰で見ちゃう事とかもあるけど、多分この本は悩みとか葛藤みたいなのが書かれていて、そういう視点って別にあんまいらなくね、って気づくのもまぁ。
多分この本の登場人物を反面教師にしてもいいって作者も思ってると思うし。
みきうん。本のストーリーとかその登場人物の価値観とかを読んで、じゃあ自分はどうするかっていうのができるのが本の良い所だもんね。

こちらの記事は、こひもとのv-radio#2-2の内容の一部を抜粋し編集を施したものです。よろしければ、以下より全編を聞くことができます。




KOHIMOTO LABO

東京・吉祥寺でKOHIMOTO Inc.というWebサイト制作の会社をやっているエンジニアとデザイナーが、発信を通して成長していくためのラボ🧪 IT企業出身。サイト制作を通じて微力ながら社会が良くなる手助けをしたいと思っている。