ゆかうちらめっちゃコアなファンとかではないけど、お笑い好きだよね。
みき去年何回か一緒に観に行ったりしたよね。吉本のやつとか。
ゆかそうだね。ただめっちゃ漫才とかをいっぱい見てるってわけじゃないから、そういう目線でちょっと感想を話していきたいなって。
みき自分が見る側の視点で思ってた事とかを、くるまがもっとなんかすごい詳しくプロの目線から考察してるっていうのが面白かった。
ゆかそうだね。最初の前書きがこんなことを思ってたんだって印象的だった。
みきくるまに対してそんな中途半端というか、むしろすごい人だなって思いながら見てたけど、自分はそう思ってなくなかったんだなっていうの意外だった。
ゆかね。漫才過剰考察って言ってる本だから、漫才についてすごい書いてあるんだけど、こんなにも何かに執着できる人生ってすごい羨ましいなって思った。
みき確かに。
ゆかでも執着してるんだけど、優勝して泣いたりとかはしなくて超現実主義者だなって思った。令和ロマンしかり若い人たちって結構なんか自分の人生に主観的っていうかはメタ視点みたいなのを持ってる人が多いって思った。
みき確かに、若い人の方がそうなのかね。
ゆか一番最初の優勝の時、「優勝して涙ひとつ流さないなんてかわいくない」みたいな、生意気みたいに言われたりしてたと思うけど、なんかネットとかでいろんな情報を浴びてるから、それがもたらす自分の人生の影響とかがわかって、それを脳内処理してから感情や行動が伴っていくのかなと思って。だから優勝直後はそれが脳内処理しきれなくて、勝っちゃった、終わっちゃった。うそだろ?みたいなのが正直な感想だったみたいな。なんか優勝してしまったという戸惑い、と本にも書いてあったけど、めっちゃ新しい感想だし、「優勝したら嬉しいっしょ」っていうのってある種世間の決めつけではあるから。
みき確かに勝つことは目指してたかもしれないけど、この本読んでたら本当に1回目の優勝は自分でも意外だったんだなっていうのが読み取れるから、本当に正直な感想だったんだろうなって思うよね。
ゆかうん。なんかちょっと話がこの本からそれるけど、優勝した後、YouTubeのMETA TAXIっていうラジオでラッパーのkid fresinoとのトークしてて、令和ロマンって出囃子がフレシノの曲らしく。
みきへーそうなんだ。
ゆかなんか、優勝しても仕事をセーブするし、吉本の僕でお金稼ぎしたい人たちは僕に無理強いしない方がいいと思うって話してて、なんか普通になんか優勝してもまったり過ごしたいと思ってるとか、すごい今時だなっておもって。
みきうん、いまどきだけど尖ってもいるw
ゆか自分の時間を削ってまでやることを選んでる。
みきその仕事とか増えたりとかいい面もあると思うけど、じゃあ人生の中の幸せとかも同時に考えたりしてそうだね。
ゆかうん、いいことだよね。
みき確かに。努力してがむしゃらにやることもかっこいいし、昔の芸人さんはそういうのも美学ってされてそうだけど。もちろんそんな時間とか使わないで、ちゃんと適切に目標に向かえるならその方がいいよねw
ゆかなんか目的に対する努力の嗅覚がめっちゃ鋭い。
みき自分たちが出たことないから仕上げるの自体もできないっていうのとか、読んでて確かにそうだなって納得した。
ゆか逆に2回目の決勝は1回目の王者だから、結構面白くなくてもお客さんが笑ってくれちゃうから、2回目の前は自分たちの中でこれは面白くないなって切り捨てるシビアさを持つように考えてたらしい。
みきそれすごすぎる。自分だったらただただ喜びそう。調子いいかもって(笑)
ゆかね。(笑)マユリカのラジオで中谷がくるまはお客さんの雰囲気とか、他の人のネタのどこで笑うかとかを見て、同じAのネタでもAの中のAパターンとBパターンとか分岐があるらしくてすごいと思った。
みきなんか本当にすごすぎる。芸人さんのラジオとか聴いてるとみんな令和ロマンは天才で、もはやそれがネタみたいになってるよね(笑)
ゆか後輩だけじゃなくて先輩とかセカンドに出てる人とかも、みんなくるまに聞けばいいみたいな(笑)
編集者:こひもと
みき+ゆか / KOHIMOTOというWebサイトをはじめとしたDigital Creativeの会社を営んでいます🤝IT企業出身のエンジニアとデザイナーで元同期。hiphopと本とお笑いが共通言語。
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