ゆか最後切なかったね。
みきこの人たちから、アノーラが最終的にお金とかもらわなくて別れてよかったなって思ったけど、自分だったら裁判してもらうかもって思った(笑)
ゆかでも途中めっちゃさ脅されてたよね。あのお母さんにさ、あんたがどういうふうになんか立ち回ってもこっちは潰しますみたいな。
みきこわい。
ゆかだから、相手にしない方が大人っていうか。
みき俯瞰的に見たらそうなんだろうなって思うけど、法の下で裁けそうだったら、後は弁護士に任せてそれをしちゃうかも。
ゆか確かにね。悔しいよね。
みきただまあ、アノーラも、いい話だとかは思ったと思う。結婚してあの生活から簡単に抜け出せるじゃないけど。一緒に働いてるさ、ちょっと性格キツめの同僚とかに「自分はここを抜け出しま～す。こんなダイヤ貰いました～」みたいな、ところとかも。
ゆかうん。
みきだから、被害者なんだけど 自分も若干はうまい話に乗るみたいな気持ちもあったことと思う。それを多分彼女は教訓にもするのかなって。
ゆか確かにね。結局その経験があってから、自分にとって幸せみたいなことを考えた時にね。なんか、一回経験して良かったことではある。
みき直後はきついと思うけどね。
ゆかあらすじにシンデレラストーリーっていう言葉があったと思うけど、シンデレラが果たして幸せなのか？っていうストーリーだったなって思う。
みきなるほどね、たしかに。
ゆか階級が描かれてる映画みたいにあらすじに書いてあったけどそこに色恋沙汰みたいなのが乗っかるとちょっと難しいかも。
みきうん。
ゆか恋って一つの恋でも男女っていうふうに今言うと女の人から見た恋愛と、男の人から見た恋愛って、双方で見え方も違うし、気持ちの面も違うと思うから。
みきそこに階級みたいのを乗せると、例えばアノーラの最後の方の別れたくないみたいな感じなのは、なんかお金に執着してたのでは？って思ったりもするけど、それは私から見るとそう思うだけで、彼女の気持ちとかはアノーラ自身しか分からないし。
ゆかうんうん。
みきコンテンツに対してなんか批判とかってあんまり好きじゃないし、したくないなって思ってたんだけど、「自分はこう思った」っていうのはそれをスタンプラリーみたいに、生きてく中で、ただ消費するよりは、真面目な向き合い方なのでは？って思った上で言うと、階級っていうのが書かれた映画みたいな見方ではパラサイトとかの方が好きだったかな。
ゆかたしかに。でも私は逆に、日本の映画のチワワちゃんとかも好きなんだけど、若者の無敵感とか全能感からこの世界をサバイブするみたいなテーマはすごい好きなのね。だからアノーラはそれもあって、階級の話っていうのも入ってたから、個人的にはめっちゃ面白かった。
みき確かに美樹ちゃんすきそう。ウシジマくんとかもめっちゃ好きだもんね。ちょっと違うかもだけど。
ゆか恋愛と両方の軸であるかも。このストーリーは。
みきそうだね。あと、このタイミングでちょっとロシア人を金持ちの嫌なやつみたいにした作品が、アカデミー賞とかを沢山取ってるのとかは、なんかちょっと分かりやすすぎるかなって思ってしまった。
ゆか確かに。アメリカらしいと言えばアメリカらしいのかな。そもそも、アメリカでこういうお金持ちのロシアの人が家もったりバカンスしてるとかも自分の生活では想像できなかったから、最初映画見始めた時も何で急にロシアって思ったかも。
みきたしかに、てか、お付きの人たちはどっから来た？(笑)
ゆかたしかに、あれロシア？でもアメリカのめっちゃ大富豪みたいな人でも成り立つ話ではあるもんね
みき最後あんなコップの水がこぼれたみたいな描き方はすごい良かったな。最後、ゴッって真っ暗になって。
ゆかそれを、なんかコップの水が溢れたみたいな表現するの、めっちゃ美樹ちゃんすごいなって思った。
みきでもわかるよね。
ゆかめっちゃ分かる。比喩としてすごい適切だわ。アノーラの張りつめてた神経がね。
みき溢れたみたいな。絶えてたんだなって感じがした。
ゆかアノーラって多分すごい耐えることが多かったのかなって思うと、何かぐっと来る。
みきそうだね。
ゆかそんな感じで、いつもなんて終わればいいのが迷うので、ちょっと自分の中でアノーラっぽいなっておもった曲を紹介して終わりにしようと思います。7 & ZOT on the WAVE「Boss Bitch (feat.LANA & Elle Teresa)」
編集者：こひもと
みき＋ゆか / KOHIMOTOというWebサイトをはじめとしたDigital Creativeの会社を営んでいます🤝IT企業出身のエンジニアとデザイナーで元同期。hiphopと本とお笑いが共通言語。
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