近年、AI動画生成技術の進化により、静止画から簡単に短編ムービーを作ることが可能になりました。 「顔が話し出す」「風景が流れ始める」「カメラが動くような映像になる」…これらは専門的な映像編集スキルなしで実現できます。
今回は、そんな写真を動かすことに特化した最新のAIツールを比較し、その特徴や無料で試せる範囲をご紹介します。
以下で紹介する動画は全て、こちらの画像を元に「手を動かした動画を生成して」と指示しています。
自然なカメラワークと物理シミュレーションに強み、現実に近い映像表現が可能。公開前または限定公開中。
映画・広告レベルのリアリティを実現、今後の主力候補。長尺かつ滑らかな動きに強い。
一般公開されていない、アクセスには制限あり。生成時間が長め。
動画のつくり方等は、こちらの記事をご覧ください。
Runway・Pikaなど複数の生成モデルを統合利用できる動画生成プラットフォーム。UIが初心者向けで、エフェクトやテンプレートも豊富。
異なるAIモデルの長所を組み合わせられるため、用途に応じて最適な動画生成が可能。操作も直感的で初心者から中級者まで使いやすい。
無料プランは出力数や解像度に制限あり。高品質生成や商用利用には有料プランが必要。
自然言語入力から高解像の短尺動画を生成できる。アニメ・実写風どちらも対応し、多様なカメラアングル・動きも指定可能。
アニメ調や映画風など多彩なスタイルに対応し、手軽に高品質なビジュアルを生成可能。UIも直感的。
長尺・リアル志向の表現にはやや弱い。演出がAI特有の不自然さを残すことも。
自然な日本語読み上げと表情アバター。ビジネス・教育に最適化された構成テンプレあり。
直感的なUIと日本語対応アバターで初心者にも使いやすく、企業導入にも向く。
動作や構成に制限あり。アニメーション演出や物理表現には対応していない。
静止画を動かすAIは、エンタメはもちろん、プレゼン資料、SNSプロモーション、教育コンテンツなど、幅広い分野で活用が広がっています。
まだ発展途上の技術ではありますが、今から触れておくことで、数か月後・数年後にはビジネスシーンでも実用的になる事が予測されます。
こちらの記事が、写真からAIで動き出す動画を作る参考になれば幸いです。
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編集者:hamano
東京造形大学の環境デザインで都市環境などの空間設計を学ぶ。卒業後、某玩具メーカーへ勤務。Webの新たなコミュニケーションやデザインの世界に触れ影響を受ける。2022年にKOHIMOTOへjoin。金髪ショートカットがトレードマークです。
監修者:Yuka Fujimoto
Webディレクター / デザイナー。美大在学中に、画面ひとつで世界中の人と繋がれるWebの可能性やデザインへ興味を持つ。インターンを経て就職したIT企業で実務経験を積む。肉より魚派🐟
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