MENU
CLOSE
INTERVIEWPICK UPPROJECTWEB Edit : 2023.07.19 Update : 2023.10.24

【インタビュー】課題であった、UI改善やライターのモチベーションアップができました。―WingArc1st Inc.

メンバー紹介

ウイングアーク1st

石井様 ウイングアーク1st株式会社でTECH BLOGを担当している。
西村様 ウイングアーク1st株式会社でTECH BLOGを担当している。

インタビュアー

藤本KOHIMOTOのディレクター/デザイナー。主にUI設計やモーション設計・ディレクションを担当。
小日向KOHIMOTOのエンジニア。主にサイト構築、Movable TypeからWordpressへの移行指揮、GoogleAnalytics等の設定を担当。
 

1、リニューアル 〜効果・反響について〜

ウイングアーク1st TECH BLOG  
藤本ウイングアーク1stさんの製品のお困りごとを解決手段をまとめたTECH BLOGのリニューアルを担当させていただきました。その後の反響はいかがでしたでしょうか。
西村様 反響としてはまず、社内・社外ともに認知度が上がりました
石井様 社外からの反響の一つとして、例えば当社には「nest」っていうお客様コミュニティーがあるのですが、その中のとあるユーザーさんが「全記事読破」というコメント付きでTECH BLOGのことを紹介してくださいました。
小日向全記事、、、!
石井様 すごいですよ、数百記事あるんですよ。我々が関与しないところでお客様が紹介してくださるくらい好評でした。
西村様 実際数字も伸びてきていて、PV数が前年に比べて今年は20%くらい増えることが見えてきています。


石井様 社内効果としては今700人くらいの社員がいるのですが、TECH BLOGは元々部門の中で始めたブログでもあったので社内で知っている人は数十人もいないはずだったんです。それが今回のリニューアルでUIが良くなったことで「こんな製品の悩みにこたえる外向けのコンテンツもあるよ」と紹介しやすなりました
西村様 今まではなかったのですが、社内から「TECH BLOG書きたいです」という声も出始めています。実際に他部署の方を絡めたコンテンツの制作も検討しています。
藤本 嬉しいです、ありがとうございます。

2、直感的に読みたいなと思ったので依頼した。



藤本今回KOHIMOTOをご選定いただいた経緯をお伺いできますでしょうか。
石井様 読んでほしい方の特徴とかペルソナをかんがえた時に「ITっぽくない」「ITのハードルを下げたい」という要望がでてきました。私たちは技術者なので、デザインをどうすればと言う事に対してハードルが高くなってしまって。そこで弊社の別サイト制作案件ですでに定評があったKOHIMOTOさんの噂を伺いました
西村様 また実際にデザインを拝見した時に柔らかな雰囲気や色使いで、直感的に読みたいなと思ったんですね、私たちが。なのでぜひお願いしたいと思った次第です。
実際にライターのモチベーションもすごく上がりました。リニューアル後は、見た目が綺麗だし、読んだ後の記事へのリアクションのボタンを作っていただいたじゃないですか。
石井様 これも結構好評で、内部的にはかなりやる気を持って記事を作成するようになってきているので本当に良かったなと思っています。押したくなるデザインにしてくださいと言ったらそのような仕掛けを提案いただいたのでありがたかったです。
※記事ページの下に、記事に対するGood評価ボタンなどを設けました。

3、ユーザーさんが問題解決できる環境を整えたい。



小日向今回のリニューアルの目的の一つでもあった「情報を探しやすくする」という点はいかがでしたでしょうか。
西村様 以前のサイトでは目次がないために記事内に自分が探したいものが含まれているか分からない等、負の部分が多かったのですが、それらの要望を全て今回のリニューアルで叶えていけたと思います。
石井様 特に今までは検索して出てきた記事を読んで終わり、というユーザーさんが多かったのですが、他の関連する記事について「これも読みたい」という意識づけができるようになり、別の記事も見ていただくというステップが踏めているのが、成果としての大きなポイントかなと思います。
藤本トップページや検索機能も一緒に再考察しましたが、使い勝手はいかがでしょうか。
西村様 今回はトップページから該当の製品の一覧にいち早く辿り着かせる、またそこから違う記事・関連する記事に遷移することで他のわからなかった情報も見つけやすくする、ということを目指してリニューアルを行いましたが、これらが達成できたと思います。
※TOPページ検索窓エリア

小日向プロジェクトの進め方についてはいかがでしたでしょうか。
石井様 特にこだわってお願いした「デザイン」や「サイト訪問者の動きのデータを抽出する」という点に関しても、Slackで高頻度なコミュニケーションを行い、手戻りなく、ブレなく、スムーズに進みました。タイトな期間の中でしっかりと実装していただけたので、確かな技術力があるなと感じました

4、クロスの効果を生み出していく

 
藤本弊社の保守メンテナンスもご活用していただきありがとうございます。納品してからの実際の活用について教えていただければと思います。
石井様 たくさん色々お願いしています。我々の想定以上に課題をクリアできている中で、見てくれる人が増えたのもあり次の課題がどんどん出てくるんですね。要望を投げ、優先度が高いところからどんどん着手してもらっています。月々の保守の中で解決していったりとか、早急な要望が増えた際は追加で、という切り分けもしっかりして提案していただけるのでうまく保守を使っていけてる印象です。
小日向ありがとうございます。サイトをリリースして終わりではなく、さらに使い易いようどんどん改善していければと思います。


藤本今後TECH BLOGがどのようになっていくか等の展望はありますか。
西村様 当社の製品はいくつかあるのですが、全製品を使っているユーザーさんはあまりいなくて。今回、導線をしっかり作っていただいたので、例えば「Dr.Sum」を使っているユーザーさんが「MotionBoard」の記事を見るとか、別製品の記事を見て興味を持ってもらうという、クロスの効果をTECH BLOGの中でできるような仕組みをつくっていけたらな、とまずは考えています。
石井様 あと、今やろうとしているのが、社内で私たちの部門だけではなく、他の部門にも「TECH BLOG書いていいよ」と公開することによって外向けのコンテンツの量を増やしていきたいと思っています
西村様 リニューアルのおかげで他部署を巻き込みやすくなりましたし、実際にそのような事例も出てきていますね。また、マーケティング部門が持っている集客用のブログがあるのですが、そこで当社の製品を紹介する際にTECH BLOGを参照させようという動きも出てきています。
小日向TECH BLOGを活用することでウィングアークさんの中でもクロスの効果が生み出せたら、私たちも嬉しいです。

インタビューを終えて・・・

インタビューでは、ウイングアーク1stではユーザーさんの課題解決を最大限支援できるような環境を作っていく、という使命感が強く感じられました。Google検索が製品をつかってつまずいた時の逆引き辞書になり、ググったら見つかるブログを作る。そのために、SEOを意識したライティングマニュアルの整備したり、過去記事にリライトをかけたりと、優良なコンテンツを増やしていく努力も伺えました。

さらに他部門との連携によってその活動を広げたり、とまさにこれからTECH BLOGを活用しながら大きな渦を作っていくエネルギーをお二人から感じました。今回そのリニューアルに関わることができた事を大変嬉しく思います。この度は貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました!

Huahsin Hsu

台湾出身。中央大学卒。金融業界で5年間勤務の後、4年間海外にて就学・就労を経験。オーストラリア・イギリス・シンガポールに居住歴を持つ。Web業界に憧れを抱きつつ日々の業務の中で中小企業の発信力の重要さを感じ猛勉強中。微力ながら誰かの役に立ちたいと願う。